エコジョーズのドレン配管の種類と選び方。

エコジョーズは、排熱のリサイクルにより給湯時のエネルギー効率を高める構造のため、燃焼運転時にドレン水が発生します。当初ドレン水は汚水の位置づけでしたが、水質が下水道法や水質汚染防止法上の基準を満足しているため、一定の配慮のもと、必ずしも汚水系統の排水設備へ排出する必要がないとされました。(2012年3月30日 潜熱回収型ガス給湯器等ドレン排水の取扱いについて)

ドレン配管を選ぶ

規制緩和に対応してエコジョーズのドレン関連部品の種類も増えており、「雨どいに合流させる部品」「汚水マス等に合流させる部品」「排水トラップを利用する部品」の3種類に大別できます。エコジョーズ施工時には、現場に応じた部品を選ぶようにしましょう。

ドレン配管は施工性が良くコスト競争力に優る耐候性ドレンホースがオススメ

2000年にパーパス社が国内で初めてエコジョーズを発売してから今日まで、ドレン水の排水処理は施工業者の悩みの種。当初、機器メーカーが推奨するドレン配管は「ステンレスフレキ管」だけでしたが、今では「VP管(塩ビ管)」に加え「耐候性ドレンホース」も推奨または純正部品化されています。

施工性に優る「耐候性ドレンホース」

施工性は、エアコンで相当数の実績がある耐候性ドレンホースが最も優れています。ただし、市販のエアコン用ドレンホースには1メートル毎にエアコン室内機のドレン接続口に取付ける蛇腹が無い継目があり使いにくいので、給湯器用に設計された「エコジョーズドレンホース(DHRN-14-50)」をオススメします。この部品は、一般的なエアコン用ドレンホースと異なり二重構造になっているため高い耐候性を有しています。なお、市場に流通しているエアコン用ドレンホースは、メーカー毎に内径が異なりますのでご注意ください。

給湯器メーカーの純正部品として採用されています、

耐候性に優る「ステンレスフレキ管」と「VP管」

耐候性は、ステンレスフレキ管とVP管が優れています。エコジョーズのドレン排水は、排気ガス中に微量に含まれる窒素酸化物(NOX)等が溶け込むため酸性のため「ステンレスフレキ管では腐食する」とおっしゃられる方もお見えになりますが、エコジョーズ内部の中和器を通しpH7程度に中和処理して器外へ排出しているため腐食の心配はございません。また、中和器の機能低下や異常が発生したときは自動的に機器を停止させるように安全装置も組み込んでありますので、将来的にも安心です。

紫外線が直接照射される場合はステンレスフレキ管も選択肢として考えられますが、コスト面で不利です。

コスト競争力の高い「VP管」と「耐候性ドレンホース」

コスト面ではVP管と耐候性ドレンホースが同等の価格競争力を有しています。VP管は垂直に配管ができるので仕上がりがきれいです。ただし、エコジョーズのドレン接続口はG1/2おねじででているため、現場では給水用バルソケ(Rpねじ)をシールテープ巻いてねじ込んでいる状況です。圧力がかからない部分なので問題視する必要はないと思いますが気にはなります。

その点、耐候性ドレンホースの場合は、専用のドレンアダプタ(DHRN-WA4)を使います。この部品は、エコジョーズ本体のドレン水接続口と同じポリアセタール製で、G1/2めねじのパッキンあたりで設計されていますので長期間使用できます。使い方は簡単でめねじ側を機器のドレン水接続口にねじ込んだ後、タケノコ側にエコジョーズドレンホース(DRHN-15-40)を押し込むだけです。

以上から、施工性とコストに優る耐候性ドレンホースが条件的には有利だと考えてよいでしょう。

エコジョーズドレン関連部品を選ぶ

雨どいに合流させる部品

ドレン配管カップリング

エコジョーズドレンから塩ビ管に変換する継手としてご利用ください。

ドレン配管カップリング DA-BWH14 当日出荷

 

ドレン排水接続アダプタ

ドレン排水接続アダプタ DA-AS 当日出荷

雨どいに接続するためのアダプターでコーキングが不要の簡単施工です。角型の雨どいには付属品の角型スペーサーを使って接続することが可能です。

エルボ45°エルボ)とドレン排水接続アダプタを組み合わせて雨どいに接続します。

 

汚水マス等に合流させる部品

汚水マスに合流させる場合は、埋設配管があるためVP管が適しています。マスなどに合流させる場合は、給湯器に排水が逆流しないよう間接排水にすることと、臭気が上がってこないようトラップを設けることを忘れずに実施してください。

ドレン間接排水アダプタ

この部材を使うだけでドレン配管を間接排水にすることができます。機器への排水の逆流を防ぐと共に防虫カバーもついた安心設計です。上流側は付属のソケット使用しVP管呼び13に接続します。下流側は直接VP管呼び13が接続できます。

ドレン間接排水アダプタ DA-KHS 当日出荷

 

 

 

ドレン配管トラップ

ドレン配管を雨どいや汚水マスに接続する際に使用し臭気を防ぎます。下部のキャップを外してメンテナンスも簡単に行えます。

ドレン配管トラップ DA-TR 当日出荷

 

 排水トラップを利用する部品

ハイブリッド給湯器など機器の下に耐熱排水トラップを設置している場合は、その上方にドレン水出口を固定すればよいだけですから専用部品は不要です。強いて言えばインシュロックタイなどの結束固定具が必要な程度です。

屋外で利用できるよう耐候性ナイロンを採用しています。

ベストパーツオンラインショップ

まとめ

エコジョーズのドレン配管は耐候性ドレンホース「エコジョーズドレンホース(DHRN-14-50)」を、専用の「ドレンアダプタ(DHRN-WA4)」と合わせて使うのが最もカンタンな方法です。壁掛け給湯器の場合は近くに雨どいがあれば合流させてください。ドレン配管が長いうえに配管スペースが狭いハイブリッド給湯器の場合も、フレキシブルに配管できるエコジョーズドレンホースが最適です。

ただし、雨どいや排水トラップがエコジョーズの近くにない場合は、VP管を埋設配管して汚水または排水マスまで引張り施工します。その際、逆流防止と臭気防止のための部品を忘れずに取付けてください。

関連ブログの【給湯器(エコジョーズ)ドレン管の凍結防止には「ドレン管用自己制御型ヒーター」がおススメです。】も合わせてご覧いただけると幸いです。

 

※この記事は5月8日と5月17日のエコジョーズドレンの記事をまとめたうえで加筆したものです。

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高島秀樹

高島秀樹

資格取得:給水装置工事主任技術者
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