防食テープや防錆塗料のメリットを総ざらい

前回は「ガス漏れ箇所で選ぶ配管補修材」の記事でガス漏れ箇所に応じた応急処置について書かせていただきました。今回は、そうなる前に施しておきたい腐食防止処理にオススメの防食テープや防錆塗料をおさらいします。

配管寿命を延ばすためにすべき2つの方法

経年や環境による腐食や、漏洩電流による電食と呼ばれる現象から対象材を保護して寿命を延ばしたいものです。対象材が金属の場合、サビを防ぐために保護する施工を防錆処理と呼びます。ガス配管や給水配管に限って言えば、防錆には防錆塗料を塗布し、防錆を含む防食には防食テープを巻くという2つの方法で環境遮断して配管寿命を延ばします。

サビと電食をまとめて防ぐ防食テープ

ベストパーツOnlineでの取扱数量が最も多いのはDENKA社製の防食テープです。
埋設された金属管の腐食、漏洩電流による電食に対する防食効果が期待できます。コストも最も安価で、巻くだけで簡単に防食処理ができるテープです。色はブラック(防食テープ BUT-50/B)の他に、シルバー(防食テープ BUT-50/S)のラインナップもございます。

防食テープ (BUT-50/B)

より高性能な古藤工業社製防食テープ

テープによる防食処理は一般的ではございますが、テープが剥がれたり、重ね巻きをした箇所の僅かな隙間から水気や空気が侵入し、完全な防食を実現することは実はとても難しいのです。しかしこの問題を解決する高性能な防食テープがございます。それが古藤工業社製の自己融着性防食テープです。

自己融着性防食テープ(K-450)

自己融着性防食テープはブチルゴムを粘着面に採用しており、巻き付け後に巻き重ね部分の隙間にブチルゴムが流れ込み、隙間を完全に埋め完全に一体化するのでテープが剥がれることもなく、高い防食性能が期待できます。


自己融着性防食テープ(左)、塩ビ系防食テープ(右)を透明なパイプに巻き付けた表面

上の写真の裏面です。向かって左側が自己融着して隙間がないことが見て取れます。

一般的な塩ビ系の防食テープと比較したものが上の2枚の写真です。それぞれの防食テープ巻き付けた表面からは大きな違いはないように見えますが、パイプの裏面を見ると違いは一目瞭然です。自己融着性防食テープの方は隙間が完全に埋まり、一体化しているのが分かります。これは防食効果にも大いに影響致します。ベストパーツOnlineでのラインナップはライトブルー。コストは多少かかりますが、より高い防食効果が求められる配管の場合は自己融着性防食テープがオススメです。(引用元:古藤工業株式会社様 コラム 自己融着性ってなに?)

サビに特化した防錆塗料

金属配管のサビを防止する為に使うのが防錆塗料です。長年支持されているのが日本ヘルメチックス社製のヘルメジンクZです。


白管などの一般的な金属系配管色と同じシルバー色の防錆塗料で、缶の蓋の裏側には刷毛が付いていますので配管への塗布も簡単にでき、別途刷毛などを用意する必要がないのもうれしい商品です。また防錆効果以外にも電気防食効果もございます。ベストパーツOnlineでも最も支持されているのがこのHERM-Zです。

外壁や被覆鋼管と同系色にしたい

外壁や他の配管色と同系色に塗装したい場合は、アイボリー色の防錆塗料をご利用ください。それがHERM-Zと同じく日本ヘルメチックスのカラージンクFです。

カラージンクF「HERM-Z/IV」性能はHERM-Zとほぼ変わりませんが、色がアイボリーなので被覆鋼管色と同系等で、一般的な外壁の色とも近似色の為、腐食防止に加え外観も美しく仕上がります。防錆効果と見栄えを両立させたい時はHERM-Z/IVがオススメです。

まとめ

金属配管の寿命は、設置環境に左右されるものの、防食・防錆処理をするだけで大きく違ってきます。その方法はテープ巻きや塗料塗布の2つです。簡単な方法ですが、これらで環境遮断すれば配管寿命が延びるだけではなく、外観も美しく仕上がりますので、配管の施工だけではなく防錆・防食処理も施工業者様の腕の見せどころだと言っても過言ではないのではないでしょうか?ベストパーツがオススメする防食テープや防錆塗料を是非使ってみて下さい!

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佐藤優光

佐藤優光

2014年入社。温水暖房と断熱保温のサブ担当を経て、2016年より燃料配管をメインに担当。1990年生まれ。ベストパーツオンラインの燃料配管の商品ページ作成も担当してます。ご不明な点はお気軽にお問合せ下さい。
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