今なぜオイルサーバーを見直すべきなのか

真空引きによって灯油を汲み上げて適量の灯油を貯蔵し、その貯油槽から落差によって石油機器へ供給するオイルサーバーは、豪雪地帯に見られる高床式住宅や集合住宅への石油機器設置の要といえます。オール電化住宅が普及し、石油機器の採用が減少している今、オイルサーバーの生産を終了するメーカーが相次ぎ、選び方に関心が集まっています。

PFS管

オイルサーバーの調達は要注意!万全な備えを

これまでは、タイサン、サンデン、佐鳥などのオイルサーバーが採用されていましたが、今ではそれらのメーカーが生産終了し、ホクエイとサンポットだけが製造をしています。既設オイルサーバーが故障した場合、サービス網や消耗部品の供給不安が無いとはいえない状況です。真冬の夜にトラブルが発生しては目も当てられないので、動作が不安定なオイルサーバーは本体交換をオススメします。

供給能力別に選択できる3種類4アイテムをご用意

図1:左から「オイルリフター屋内用(商品コード:HOS-ID92)と屋外用(商品コード:HOS-OD92)」、「オイルフィーダー(商品コード:OUP-901S)」、「オイルサーバー(商品コード:OS-303UP)」は、1台から当日出荷です。

品番 最高揚程 供給能力(6m揚程時) 消費電力 貯油槽容積 仕様 基準価格
HOS-ID92 10m 19ℓ/h 13W/最大15W 1.1ℓ 屋内用 ¥28,900
HOS-OD92 19ℓ/h 屋外用 ¥29,400
OUP-901S 15ℓ/h 13W/14W 0.53ℓ 屋内外兼用 ¥35,700
OS-303UP 30ℓ/h 18W/最大20W 2.5ℓ 屋外用 ¥55,400

商品選定で大事なのが灯油の供給能力です。燃焼機器の最大燃料消費合計が供給能力の1/3を超えないようにする必要があるため、使用する燃焼機器に合わせて商品選定をしてください。ベストパーツオンラインでは、6m揚程時1時間当たりに30ℓの「オイルサーバー(商品コード:OS-303UP)」、19ℓの「オイルリフター(商品コード:HOS-ID92)」「オイルリフター屋外用(商品コード:HOS-OD92)」、そして15ℓの「オイルフィーダー(商品コード:OUP-901S)」を受注当日出荷しています。

オーバーフローの防止措置を行う場合の注意点

図2:オーバーフロー管の仕組み

オイルサーバーには溢れ防止スイッチを内蔵していますが、更に安全性を高めるために戻り配管側にはオーバーフローの防止措置をとることが必要です。オーバーフロー防止措置は、一定量以上の灯油が流れ込んだときにオイルタンクに戻すことができるようになります。

「オイルフィーダー(商品コード:OUP-901S)」「オイルサーバー(商品コード:OS-303UP)」であれば、あらかじめφ10のリング式継手が内蔵されていますので適度な長さの銅管を取り付けて対応できます。しかし、「オイルリフター(商品コード:HOS-ID92)」「オイルリフター屋外用(商品コード:HOS-OD92)」に限っては、別売の「オーバーフロー継手(品番:OPF-101)」を取り付けてください。

まとめ

オイルタンクより高い位置にある石油機器へ灯油を供給するオイルサーバー。修理依頼の対象製品が、生産終了を迎えたメーカーの製品であれば本体交換をオススメします。ベストパーツオンラインでの取り扱い商品はどれも揚程10mと能力は十分です。中でも、「オイルリフター(商品コード:HOS-ID92)」「オイルリフター屋外用(商品コード:HOS-OD92)」は、貯油層容積1.1Lと最も大きくオススメです。ただし、「オーバーフロー継手(品番:OPF-101)」は別売ですのでご注意ください。

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