ガス機器の設置責任者をハッキリさせる表示ラベル
耐熱性や耐久性を重視した基材を使用
「可とう管接続表示ラベル」、「液石施工後ラベル」には銀消ネーマー#25というPETフィルムの表面にアルミ蒸着を施したポリエステル系の素材で耐久性・耐水性・耐熱性に優れている基材を使用してます。
ガス機器とガス栓との接続工事には「可とう管接続表示ラベル」
LPガス機器の接続には「液化石油ガス設備士」、都市ガス機器の接続には「ガス可とう管接続工事監督者」および「ガス機器設置スペシャリスト」の資格が必要です。さらに、「ガス機器設置スペシャリスト」は、LPガス機器であっても燃焼器用ホースを使用した接続工事を請け負うことができます。
ガス機器とガス栓の接続方法
ガス機器とガス栓の接続には以下のいずれかを使用します
- 金属継手
- 燃焼器用ホース(強化ガスホース)
- 金属フレキシブルホース(金属可とう管)
- 機器接続ガス栓
可とう性のある燃焼器用ホース(強化ガスホース)や金属フレキシブルホース(金属可とう管)を使用する場合には、「可とう管接続表示ラベル(品番:755000)」を可とう管の見えやすい外周部分にリング状に貼付し、会社名、連絡先、監督者の氏名、施工年月日を記入する必要があります。
品 番 | 縦 | 横 |
755000 | 29mm | 120mm |
ガス種で商品名が異なる接続具
LPガスと都市ガスでは認証機関が異なるため、接続具の品番や名称が異なります。見た目は同じでもシール構造や材質が異なるため、必ずLIA認証またはJIA認証品をご利用ください。
都市ガス用のJIA認証品には「可とう管表示ラベル」が同梱されていますが、LPガスの可とう管接続の場合は表示義務がないため同梱されていません。しかし、近年では大手家電量販店などがガス種を問わず責任者を表示するよう指示する場合があるようです。
消費機器の設備及び変更時に貼付する「液石施工後ラベル」
ガスメーターと末端ガス栓の屋内配管長が4m以上となる消費機器の設備および変更時には、ガス設備工事に関する供給設備または消費設備の見やすい場所に、氏名または名称、施工年月日その他の経済産業省令で定める事項を記載し、表示することが義務付けられています。
供給管、配管に貼付ける「液石施工後ラベル」
品 番 | 縦 | 横 |
ESS-8060 | 80mm | 60mm |
障壁等の平面な箇所に貼付ける「液石施工後ラベル」
品 番 | 縦 | 横 |
ESS-80120 | 80mm | 120mm |
配管の長さが屋内において4m以上とは
1消費世帯において図1のような消費設備の設置状況の場合1ヶ所でも4m以上(立ち上がり部を含む)であれば特定液化石油ガス設備工事に該当しますので表示ラベルが必要です。また、図2のように各部屋とも4m未満で、合計が4m以上でも当該の設備工事にはならないので表示義務はありません。
業務効率が向上する名入れ表示ラベル
必要事項の記入に時間がかかったり、消費者が見にくいと感じている場合にオススメします。例えば、「社名が長くて手書きでは記入欄に収まらない」「文字がつぶれてしまい見えにくい」等で再記入を強いられたというお客様の声にお応えした商品です。ご注文は最少100枚ロットから製作可能、納期は約10日です。
ガス機器とガス栓との接続工事には「可とう管接続表示ラベル」名入れ
品 番 | 縦 | 横 |
755000-N | 29mm | 120mm |
供給管、配管に貼付ける「液石施工後ラベル」名入れ
品 番 | 縦 | 横 |
ESS-8060-N | 80mm | 60mm |
障壁等の平面な箇所に貼付ける「液石施工後ラベル」名入れ
品 番 | 縦 | 横 |
ESS-80120-N | 80mm | 120mm |
まとめ
ガス機器の設置にあたっては、電気・ガス・水道の接続資格が必要です。特にガス工事は、次回機器を入替えるまでラベルに表示してある監督者が責任を持つ必要があります。そのため、耐熱性や耐久性を重視した基材と接着剤を使用してある専用ラベルを使用することが重要です。適切な資格を持つ責任者が正確にラベルを表示することで、安全なガス機器の設置に繋がります。
※この記事は2019年9月19日に公開した内容を、校正し直して2024年7月31日に再度公開しました。
楠功央
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