温度と圧力をひとつの計器で計測できて液漏れ防止機能もあるカレッフィの水高計

冷温水システムの運転状態を正確に把握できる温度計と圧力計。配管内の循環水の温度を把握して出力の変化を確認するのは温度計が向いています。一方、常用圧力に対する差異を把握して漏れや閉塞などの異常を確認するには圧力計が向いています。そこで、本稿では「温度」と「圧力」をひとつの計器で計測できて交換時の循環液の流出を最小限に抑える機能も搭載されているイタリアCALEFFI(カレッフィ)社の水高計をご紹介いたします。

施工とメンテのコストを半減させる水高計

冷温水システムの管理に便利な温度計と圧力計。しかし、それぞれをシステム各所に取付けた現場では、管理には役立つ半面、施工の手間がかかるばかりか交換時期には運転を停止しなければなりません。その点、水高計は1箇所で温度と圧力を計測できるので施工やメンテナンスのコストを半分にできます。

冷温水システムに特化した測定範囲

表示部はφ80で設置スペースが限られていても収まるサイズ感です。上段の青帯はブルドン管圧力計と同じ原理で0~4barの圧力範囲を表示し、下部の赤帯はバイメタル金属温度計により0~120℃の温度範囲を表示します。最も注目すべき点は「目安用の赤い針」が搭載されていることです。赤い針は中心の⊕で操作できるので、例えば設計値や異常値にセットしておけば常用圧力との差異をどなたでも把握することが可能になります。

自動止水弁で交換時の液流出も最小限に

カレッフィの水高計は自動止水機能を搭載しています。他社の計器を交換するには、バルブで対象区間の循環液を止めるのが一般的です。循環液をあらかじめ抜いておくなどの対応が必要な場合もあります。一方、カレッフィの水高計では本品をシステムから取外すと自動止水弁が作動します。循環液を抜かずとも交換時の循環液の流出を最小限に抑えられるうえに短時間で作業を終えることができます。

水高計(アングル型)

「水高計(アングル型)(品番:503040)」の取付部はG1/2。受注当日出荷しています!

品番 圧力範囲 温度範囲
503040 0~4bar 0~120℃
水高計(ストレート型)

「水高計(ストレート型)(品番:503140)」の取付部はG1/2。受注当日出荷しています!

品番 圧力範囲 温度範囲
503140 0~4bar 0~120℃

まとめ

冷温水システムに使用する温度計と圧力計は、常時計測しているので交換頻度の高い部材です。そのため、できるだけ設置個所を削減するのが一般的です。まずは、ひとつの計器で循環液の温度と圧力が計測できる水高計を用いて設置個所を半減しましょう。中でも「目安用の赤い針」が搭載されているイタリアCALEFFI(カレッフィ)社の水高計は、設計値との差異をどなたでも把握できます。さらに循環液の流出を防ぐ自動逆止弁機能も搭載されているので、メンテナンスの時間とコストを削減できます。冷温水システムを設計、施工されている皆様にぜひお試しいただきたい商品です。

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大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社 2008年入社(36歳) 温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。 MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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