
「スナップベンド」で 樹脂配管の簡単・確実な形状保持を実現!
「スナップベンド」の特徴と活用法
「スナップベンド」は、独特の構造を活かして、内側に樹脂管を通して簡単に曲げることが可能です。これにより、手間なく確実に角度を保持することができます。特に、パネルヒーターへの立ち上げ作業における利点はもちろん、壁掛けヘッダーへと集中する配管の整頓や配置にも大変役立ちます。
ツメで簡単固定: スナップベンドの使用と注意点
写真の下部に示されているのが入荷時のスナップベンドの状態です。ツメがある方向に曲げることにより、ツメがしっかりと噛み合わせられ、形状が確実に保持されます。取り外しの際には、ツメの隙間にマイナスドライバーを差し込んで外すことが可能です。ただし、ツメが非常に強固に噛み合っているため、力を入れすぎると手を傷つけるリスクがあるので注意して操作してください。
品番 | 内径(mm) | 全長(mm) | 適合樹脂管 | 基準価格 |
SNAP-17 | 17.7 | 143 | 10A | ¥300 |
SNAP-27 | 27.7 | 275 | 13A・16A | ¥700 |
ブラケットで50mmピッチ、2本立上げを実現
「スナップベンド(品番:SNAP-17)」に「ブラケット(品番:SNAP-BK)」を組み合わせることで、50mmのピッチでの配管立ち上げを簡単に、かつ正確に行うことができます。
次の写真に示されているのが、入荷時のブラケットの形状です。設置はシンプルです。赤丸部分を適切に折り曲げて、2本のスナップベンドを上部で固定します。また、ブラケットには既にビス用の穴が開いているため、基礎への取り付けも手間がかかりません。

スナップベンド(品番:SNAP-17)とブラケット(品番:SNAP-BK)を組合せた図
品番 | 配管ピッチ | 基準価格 |
SNAP-BK | 50mm | ¥300 |
まとめ
温水暖房のパネルヒーター用の配管は、長年、銅管が主流として利用されてきましたが、近年、樹脂配管への更新が増えています。この樹脂配管の形状保持の課題を解決するための「スナップベンド」は、内側に樹脂管を簡単に曲げて形状を確実に保持することが可能です。さらに、専用の「ブラケット」と組み合わせることで、50mmピッチでの配管立ち上げもシンプルかつ正確に実行できます。スナップベンドとブラケットの組み合わせは、現場作業をより効率的・確実に進めるための最適なツールと言えるでしょう。

大宮彰大

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