備えて安心!ステンレスフレキ用継手の種類と活用法②変換継手編
給湯器入れ替え工事でも活躍する継手
多種多様な「ステンレスフレキ用継手」ですが、実用性の観点から、おおまかに以下の3つのパターンに分けることができます。
①フレキニップル系:めねじ同士を接続
②変換継手系:おねじとめねじを接続
③アダプタ継手系:おねじ同士を接続
今回ご紹介するのは、②のねじ種や管径の異なるおねじとめねじを接続するのに使用する「変換継手系」の部材です。給湯器の接続口やメンテナンスの必要な機器・計器とステンレスフレキ管の接続など、活用の機会が多いぶん種類も多岐にわたります。用途をしっかり押さえて、適切な継手を選択しましょう。
★前回の記事はこちら⇒「備えて安心!ステンレスフレキ用継手の種類と活用法①フレキニップル編」
おねじとめねじの接続に使う「変換継手系」の継手
管用テーパおねじ(R)に平行めねじ(G)を接続|Sニップル
「Sニップル」は、設備機器やバルブの管用テーパーおねじ(R)を平行おねじ(G)に変換し、平行めねじを接続するのに使用する継手です。とくに給湯器の給水・給湯接続部はRねじが一般的ですから、ステンレスフレキ管の袋ナットと接続する際にはぜひ備えておきたい定番のアイテムです。
| 品番 | RcねじA | GねじB | L |
| OS-013M | 1/2 | 1/2 | 28 |
| OS-014M | 3/4 | 1/2 | 32 |
| OS-015M | 3/4 | 3/4 | 32 |
管用平行おねじ(G)に管用テーパめねじ(Rc)を接続|オスメスニップル
平行おねじ(G)を管用テーパおねじ(R)に変換し、管用テーパめねじ(Rc)に変換する場合は、「オスメスニップル」が便利です。なお、Rねじ側は先細のテーパ形状のため、接続のさいにはシールテープをお使いください。
| 品番 | GねじA | RねじB | L |
| SKGR-1313 | 1/2 | 1/2 | 29 |
| SKGR-2020 | 3/4 | 3/4 | 31 |
人目に付く場所にオススメ|意匠性の高いブッシング
美しいメッキ仕上げが特徴の「ブッシング」。通常ブッシングは、径の大きい方がおねじ、小さい方がめねじとされていますが、このブッシングは見える部分の意匠性を合わせるときに使用する特殊な1段変換ブッシングです。Rcねじ×GねじとRcねじ×Rねじの2タイプがありますので、用途に合わせてお選びください。
| 品番 | RcねじA | ねじB | L |
| SKRG-2013 | 1/2 | G3/4 | 32 |
| SKRR-2013 | 3/4 | R1/2 | 32 |
給湯器入替工事で持っておきたい変換継手
(R3/4)に平行めねじ(G1/2)を接続|異径アダプタ
給湯器の接続口の変換に欠かせないと言ってもいい、定番中の定番部材「異径アダプタ」。以下2品番は弊社でもよく引き合いを頂くロングセラー商品です。給湯器の接続口R3/4(20A)を、接続ねじがG1/2(15A)の既管に接続する場合に使用します。
「SK-6139」はねじ山が5山と少ない分、ねじ込みにかかる時間が減り作業時間を短縮できるメリットがあります。反面、振動が多い機器には適しません。
一方の「SK-6139B」はSK-6139よりねじ山が多く(7山)、緩みにくいというメリットがあり、機器メーカーの施工基準にも適合します。めねじ側にはパッキンの脱落を防止する溝が切られている点も魅力的です。
ただし、給湯器側のR3/4おねじの端面がパッキン当たり面を取っている場合にしか使うことができませんのでご注意ください。
★過去の記事でも詳しく紹介しています!
⇒給湯器の20Aねじに16.0/16.8mm水フレキを接続する「もしも」に備えるアダプタ
| 品番 | GねじA | GねじB | L |
| SK-6139 | 1/2 | 3/4 | 25 |
| SK-6139B | G1/2 | G3/4 | 30 |
管用平行おねじ(G)とめねじ(G)を90°で接続|片ナット付フレキ用エルボ
「片ナット付フレキ用エルボ」は、交換やメンテナンスが必要な計装品や機器に袋ナットをねじ込み、反対側のGおねじにフレキナットを接続するエルボです。スタンダードな仕様の「SKKE-○」に対し、「SKKE-○B」はよりコンパクトな設計となっているので、特にスペースの限られた場所での接続に重宝します。
| 品番 | GねじA | GねじB | L1 | L2 |
| SKKE-13 | 1/2 | 1/2 | 32 | 32 |
| SKKE-20 | 3/4 | 3/4 | 35 | 37.5 |
| SKKE-2013 | 1/2 | 3/4 | 26 | 33 |
| 品番 | GねじA | GねじB | L | パッキン |
| SKKE-13B | 1/2 | 1/2 | 33 | EPDM |
| SKKE-13BG | 1/2 | 1/2 | 33 | ノンアス |
ちょっと足りない!を解決する変換継手|片ナット伸縮継手
給湯器入替工事において、給湯器の大きさや配管取り出し位置の差異が原因で、配管長さが足りなくなってしまうことがあります。その場合に便利な継手が「片ナット伸縮継手」です。一般的にはシンク下の止水栓と混合栓を結ぶ際の長さ調整に用いられることが多いですが、ねじ呼び径G3/4×G1/2のタイプであれば給湯器の接続口と給水・給湯配管の結び直しに活用することができます。
★過去の記事でも詳しく紹介しています!
⇒給水用フレキ管の長さが足りない時は『伸縮継手』で解決しよう!【施工のお悩み解決】

| 品番 | GねじA | GねじB | L1 | L2 | 調整長さ |
| SKGG-1313SL | 1/2 | 1/2 | 44.5 | 66.5 | ~22㎜ |
| SKGG-2013SL | 3/4 | 1/2 | 47.0 | 69.0 | ~22㎜ |
まとめ
今回は、ステンレスロングフレキの3パターンの接続のうちねじ種や管径の異なるおねじとめねじを接続するのに使用する「変換継手系」の部材をご紹介しました。単純なサイズやねじ種の変更だけでなく、特に機器との接続時のよくある「困った」を解決できる便利な継手が揃っていますので、ぜひチェックしてみてください。
次回は、:おねじ同士を接続する「③アダプタ継手系」を紹介いたします。
※本記事は2021年2月10日に公開したものの一部を参考にし、2025年に公開いたしました。
鈴木 彩香
最新記事 by 鈴木 彩香 (全て見る)
- 備えて安心!ステンレスフレキ用継手の種類と活用法②変換継手編 - 2026年3月19日
- 吊バンドや立バンドの締付は、専用レンチを使って効率アップ! - 2026年3月11日
- 備えて安心!ステンレスフレキ用継手の種類と活用法①フレキニップル編 - 2026年3月10日










