コンクリート作業に欠かせない!最新ハンマードリルの選び方と活用法
ハンマードリルを選ぶ前に、知っておきたいポイント
ハンマードリルは、回転運動と打撃運動を組み合わせた電動工具で、コンクリートや石材への穴あけ作業に適しています。最適なハンマードリルを選ぶには、基本的な使い方と機能、類似の電動工具との違いを把握しておくことが重要です。
ハンマードリルと振動ドリルの違い
コンクリートへの穴あけができるという点で共通しているハンマードリルと振動ドリル。違いがいまいちわからないという方も少なくありませんが、実はそれぞれ異なる作業に適しています。これらの違いを理解することで、作業に適したドリルを選択し、より効率的かつ安全に作業を行うことができるでしょう。
ハンマードリルの特徴
ハンマードリルは、回転運動とともに、ピストンの前後運動によりドリルビットに強力な打撃力を与えることで穴を開けます。この打撃力により、硬い材料への穴あけが迅速かつ効率的に行えます。特に、コンクリートや石材などの硬質素材に適しており、上向きや横向きの穴あけにも適しています。
ハンマードリルは、押し付ける力をあまり必要とせず、労力を軽減しながら作業を進めることができることが大きなメリットです。
振動ドリルの特徴
一方、振動ドリルは、ラチェット機構を使って回転運動に振動を加えることで穴を開けます。この振動により、材料を効果的に削り取りながら穴を開けることが可能です。振動ドリルは、下方向への穴あけに適しており、ユーザーが力を加えることで、硬い材料にも対応できます。しかし、ハンマードリルに比べて、作業者の力がより必要とされます。
おすすめモデルとその特徴
充電式ならやっぱりマキタ!| パワーと作業性の融合
マキタ 充電式ハンマードリル18V (HR244Dシリーズ)
マキタの「充電式ハンマードリル(HR244Dシリーズ)」は、同社のリチウムイオンバッテリ18Vを使い回せるシリーズ。コンクリートへの穴あけ能力最大24mmまでとパワフルで、ハツリ作業にも対応と多機能なのが魅力。ブラシレスモーターにより作業効率が約10%向上し、バッテリー1回の充電での作業量も増加しています。また、製品の重心とハンドルの設計により、取り回しもスムーズで、上向きの作業にも適しています。
マキタ 充電式ハンマドリル18V SDS軸(品番:HR244Dシリーズ)
| 品番 | 回転数/分 | 打撃数/分 | 仕様 | 色 | 質量(㎏) |
| HR244DRGX | 0~950 | 0~4700 | セット | 青 | 3.0 |
| HR244DRGXB | 黒 | ||||
| HR244DZK | 本体のみ | 青 | 2.3 | ||
| HR244DZKB | 黒 |
マキタ 充電式ハンマードリル40Vmax (HR001Gシリーズ)
マキタのハイパワーモデル「40Vmaxシリーズ」の「充電式ハンマードリル(HR001Gシリーズ)」は、リチウムイオンバッテリ40Vmaxが使えるタイプ。コンクリートへ最大28mmの穴あけが可能です。特筆すべきは、充電式でありながらコード式ドリルを超えるパワーを有し、穴あけスピードが約30%向上している点です。 操作性にも優れており、製品の重心とハンドルが近い設計により、スムーズな取り回しや上向きの作業が容易に行えます。ハツリ作業にも対応しています。
また、低振動設計もこのモデルの魅力の一つです。内部のカウンタウェイトと防振ハンドルが振動を効果的に抑制します。また、ビットがロックされた際には、振り回されを感知し自動でモータを停止する加速度センサーを備えています。
マキタ 充電式ハンマードリル40Vmax SDS軸(品番:HR001Gシリーズ)
| 品番 | 回転数/分 | 打撃数/分 | 仕様 | 色 | 質量(㎏) |
| HR001GRDX | 0~980 | 0~5000 | セット | 青 | 3.7 |
| HR001GRDXB | 黒 | ||||
| HR001GZK | 本体のみ | 青 | 3.0 | ||
| HR001GZKB | 黒 |
コスパで選ぶならオススメ|京セラのハンマードリル
京セラの「ハンマードリルSDS軸(品番:AED2620VR)」は、高いコストパフォーマンスを誇りながら、ビット交換が容易なワンタッチビット機構や防じん性の高いラビリンス構造など、他メーカーの製品に劣らない仕様を備えています。回転+打撃と回転の2モードで幅広い作業が可能です。5mの電源コードが付属しているため、高所での作業も容易に行えます。コンセントからの給電が必要なAC機ですが、コストを抑えるなら選択肢に入れたい一台です。
| 品番 | 回転数/分 | 打撃数/分 | 仕様 | 質量 |
| AED2620VR | 0~1100 | 0~4600 | セット | 2.7㎏ |
合わせて使いたい「粉じん専用集じん機」
コンクリート作業における粉じんの管理は、作業効率と現場環境の両方に影響します。ここで紹介するのは、マキタの「粉じん専用集じん機」です。電動工具と連動する仕様のため、作業中に発生する粉じんを効果的に吸引でき、後片付けもぐっと楽になります。
作業効率と清潔さを同時に実現|マキタの「乾式集じん機」
マキタの「乾式集じん機(品番:VCシリーズ)」は、幅広い電動工具との無線連動が可能な製品です。ディスクグラインダ、ハンマードリル、マルチツール、ハンドソーなど、マキタ製の様々な電動工具とジョイントで接続することができます。電動工具のスイッチと集じん機が連動し、作業中に発生する切屑や粉じんを効率的に吸い込みます。市販の45Lポリ袋を使用することで、タンク内のゴミを手を汚さずに簡単に処理できる設計も嬉しいポイントです。
特に注目すべき機能は「ギュッパフィルタ」です。スイッチをONにすると内蔵のプレフィルタがパウダフィルタに密着し、スイッチをOFFにするとフィルタが瞬時に離れ、粉じんを落とします。この独自設計により、高い吸引力を維持することが可能としています。
粉じん専用集じん機(品番:VCシリーズ)
| 品番 | 最大吸込仕事率 | 最大風量 | 運転音 | 集じん容量 |
| VC0830 | 220W | 1.9㎥/min | 61dB | 8ℓ |
| VC1530 | 15ℓ | |||
| 標準付属品: 静電気防止ホース(φ28mm×5m)、ホースバンド×2、フック付ホースバンド×1、フロントカフス22、ジョイントH、パウダフィルタ、プレフィルタ、ダンパ、アクセサリバッグ、ポリ袋11枚(本機取付1枚) |
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まとめ
永井達也
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