自在に選べるエコジョーズドレン部材で現場を変えよう

2000年にパーパス社が国内で初めてエコジョーズを発売して以来、現在もドレン水の排水処理は施工業者の悩みの種です。しかし、機器メーカーが推奨するドレン配管は当初はステンレスフレキ管だけでしたが、現在では塩ビ管やドレンパイプに加え給湯器用ドレンホースも推奨または純正部品化されています。これにより、施工現場では純正化された選択肢が広がり、さまざまなニーズに合わせたドレン水の排水処理が可能になっています。

コスト競争力と施工性に優れた「給湯器用ドレンホース」を利用する方法

一昔前まではドレンホースで配管しようとすると、給湯器のドレン水接続口（G1/2）との接続性に難がありました。しかし、エコジョーズ本体のドレン水接続口と同じ材質のポリアセタール（POM）で作られた「ドレンアダプタ」を使えば、カンタンに「給湯器用ドレンホース」を取り付けることができるようになりました。

エコジョーズのために開発した「給湯器用ドレンホース」

「給湯器用ドレンホース」は当日出荷です！

耐候性に優れる2重管ドレンホースをベースに開発した給湯器用ドレンホースは、発売当初から給湯器メーカーの純正部品として採用されています。エアコン用ドレンホースと異なり、「継ぎ目」が全くないため、どこで切断してもドレンアダプタを差し込むことができます。これにより、お使いいただく際には切断位置を気にせず自由に施工できることが最大のメリットとなりますので、お使いいただければその便利さをご理解いただけると思います。

給湯器とドレンホースを接続するための継手「ドレンアダプタ」

「ドレンアダプタ」は1個から当日出荷します。

ドレンホースの内径がメーカー毎に異なるということは、あまり知られていない事実です。そのため、ドレンアダプタを使用する際は、専用に開発した給湯器用ドレンホースをセットでご使用ください。この組み合わせならば、テープや接着剤を使う必要がなく、簡単に確実な取り付けが可能です。お客様にとって、スムーズな施工が実現することでしょう。

耐候性に優る「ステンレスフレキ管」や「塩ビ管」を利用する方法

紫外線が直接照射する場所に配管する際は、紫外線に強いステンレスフレキ管や塩ビ管、ドレンパイプなどを検討に加える必要があります。

施工性に優れる「ステンフレキ管」

紫外線が直接照射される場合はステンレスフレキ管も選択肢として考えられますが、コスト面で不利です。

「エコジョーズのドレン水は窒素酸化物(NOx)等が溶け込むので、ステンレスフレキ管は耐食性に難がある」という声も耳にしますが、実際にはドレン水をエコジョーズ内部の中和器を通し、pH7程度に中和処理して器外へ排出しているため、腐食の心配はありません。さらに、エコジョーズの中和器は機能低下や異常が発生した場合、自動的に機器を停止させるように安全装置も組み込んでありますので、将来的にも安心です。エコジョーズは高い耐久性と安全性を兼ね備えた信頼性のある製品として、安心してご利用いただけます。

価格競争力に優れ、便利なアダプタも豊富な「塩ビ管」

VP管は汚水マスとの接続など、ドレン配管を埋設や隠ぺいする際にオススメです。「VP管 2m（品番：VP13-2）」

露出配管はミルキーホワイト色のドレンパイプφ14と関連アダプタをお使い頂くと、エコジョーズとほぼ同色の仕上げが可能になります。ミルキーホワイト色の「ドレンパイプ2m（品番：DP-142）」

VP管13は給湯器用ドレンホース（品番：DHRN-14-50）同様比較的安価で、かつ入手のしやすさから広く使用されています。また埋設にも使用できるため、汚水マスと合流させるドレン配管にオススメです。露出配管で垂直を出したいという方には、追加ラインナップしたミルキーホワイト色のドレンパイプφ14と同色の関連部品をお使いください。VP管と比較すると価格は高いですが、一般的なエコジョーズとほぼ同系色の美しい仕上がりを可能にします。このように、お客様のニーズに合わせて選択肢を提供することで、最適な配管方法をお選びいただけます。

給湯器に直接接続可能かつ間接排水機能を持たせた「ドレン間接排水アダプター」

「ドレン間接排水アダプタ」は1個から当日出荷可能です！

以前は、シールテープを巻いた給湯器のドレン接続口に給水用バルソケ（Rpねじ）をねじ込んでから塩ビ管などと接続していましたが、最近では「ドレン間接排水アダプタ」に付属されているメスねじアダプタを使って直接給湯器へ取り付けることができるようになりました。

ドレン配管ユニオンアダプターを使用すればドレン排水口に直接接続できる

「ドレン配管ユニオンアダプター」は1個から当日出荷可能です！

ドレン配管ユニオンアダプターは、従来固定だったRp1/2ねじ部をユニオン形状にすることで、機器入替の際にドレンパイプを切断することなく取り外しができるようになりました。切断と再接続という不要な工程を省く事で、より効率的な入替工事が可能になっています。

まとめ

エコジョーズのドレン配管は、耐候性を付与した2重構造の「給湯器用ドレンホース」を専用の「ドレンアダプタ」と合わせて使うのが最もカンタンな方法です。さらにの先で、ドレン水を雨どいや排水マスに排水する場合はこちらの記事を参考にしてみてください。

※本記事は2019年6月24日に公開しましたが、修正を加え2025年6月18日に再公開しました。