今さら聞けない引掛シーリングの使い分け!丸型・角型・ローゼットの選定基準とは?
国内シェアを誇るパナソニック製引掛シーリングの信頼性
日本の住宅における照明配線器具において、パナソニック製品が選ばれ続ける理由は、その極めて高い寸法精度と耐久性にあります。全ての製品がJIS規格に準拠しており、それぞれ長年採用されてきた実績があります。
引掛シーリング4種の特徴
ベストパーツオンラインでは一般住宅への取り付けを想定して、4種の引掛シーリングをラインナップしています。なお、JIS規格上は「シーリングローゼット」という名称で定義されていますが、パナソニック社では主に、天井面に露出して取り付けるものを「シーリング」、天井面に埋め込んで取り付けるものを「ローゼット」と表記して区別しています。
丸型フル引掛シーリング
現在、一般住宅の引掛シーリングとしてオーソドックスなのが丸型フル引掛シーリング(商品コード:WG5015W)です。ビスピッチが46mmと広く、取り付け強度がしっかりしているのが特徴です。和室の目透かし天井や、洋室全般の天井など幅広い空間にマッチします。
| 商品コード | 照明器具重量 | ビスピッチ | |
| 吊り下げ器具 | 直付け器具 | ||
| WG5015W | 3kg以下 | 5kg以下 | 46mm |
角型引掛シーリング
角型引掛シーリング(商品コード:WG1000)はなんと1974年発売で、半世紀以上第一線で活躍しているシーリングです。現在は前述の丸型が主流になりつつありますが、リフォーム現場などでは依然として現役の部材です。和室の竿縁天井に取り付けたい場合にはこちらを使用するのがオススメです。
| 商品コード | 照明器具重量 | ビスピッチ | |
| 吊り下げ器具 | 直付け器具 | ||
| WG1000 | 3kg以下 | 5kg以下 | 25mm |
フル引掛ローゼット
フル引掛ローゼット(商品コード:WG6005W)は、ツバ部で照明器具の重みを分散して支えることができます。そのため、少し重量のある照明器具や、より安定性を求められる器具を取り付ける際に適しています。
| 商品コード | 照明器具重量 | ビスピッチ | |
| 吊り下げ器具 | 直付け器具 | ||
| WG6005W | 5kg以下 | 10kg以下 | 74.3mm |
コンセント付丸型引掛シーリング
ベストパーツオンラインではコンセント付丸型引掛シーリング(商品コード:WG4425W)もラインナップしています。照明器具を付けてしまうとコンセント部分が隠れてしまうので併用はできませんが、お施主様から要望があった場合に備えて覚えておくと現場での対応力が広がります。

コンセント付丸型引掛シーリング(商品コード:WG4425W)は1個から当日出荷可能です。(画像の右はLEDリーフライトSLL-80W-ACN)
| 商品コード | 照明器具重量 | ビスピッチ | |
| 吊り下げ器具 | 直付け器具 | ||
| WG4425W | 3kg以下 | 5kg以下 | 46mm |
内線規程に注意
内線規程では、「引掛シーリングに接続する器具の重さが5kgを超えるものにあっては、ローゼットの電気的接続部に荷重が加わらないようにすること。」と義務化されています。また、こちらは義務ではありませんが、住宅の居室内で引掛シーリングを用いて直付け照明器具を取り付ける場合には耐熱形引掛シーリングを使用することが推奨されています。(対象はWG5015WとWG6005Wの2商品です。)現場での安全性と規程を考慮すると、特段の理由がない限り、この2種類を軸に選定することをオススメいたします。
まとめ
本記事では、照明器具の取り付けに使用する引掛シーリング4種をご紹介しました。最も汎用性の高い「WG5015W」と、重量物にも対応できる「WG6005W」は、耐熱性能も備えた現代の住宅施工における標準部材です。これらを適切に使い分け、万が一の特殊なご要望には「WG1000W」や「WG4425W」で柔軟に応える。こうした「部材の引き出し」の多さこそが、お施主様からの信頼を勝ち取るプロの仕事と言えるでしょう。ベストパーツオンラインでは、これら全ての商品を1個から、当日出荷体制で取り揃えております。
寺島 佳希
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