
圧着スリーブの防水・防塵処理の常識を見直そう
この記事は2019年4月9日に公開しましたが、校正し直し2021年11月22日に再度公開しました。
被覆内部の接着剤が電線と密着する防水構造
浴室換気扇など水回りに使用する設備機器の電線を接続する場合、ギボシ端子をそのままにするわけにもいかず、絶縁テープを巻かれる施工業者様がほとんどです。しかし、「防水形圧着スリーブ」であれば、高密度ポリエチレン製の絶縁被覆部の内側にポリオレフィン系接着剤を備える2重構造になっているので、絶縁テープや熱収縮チューブなどを用いずに防水・防塵処理を施すことができます。
小さく仕上げられるから通線もスムーズ
風呂リモコンや浴室テレビを設置・交換をする場合、浴室の壁面のφ32開口部から呼線(商品コード:BX-5250)を用いて電線を通す工程があります。細くコンパクトな「防水形圧着スリーブ」であれば、交換工事でも既存開口部を広げることなく通線することができます。
電線サイズで選ぶ
品 番 | 付合線径(mm²) | 色 | 基準価格 |
SB2218 | 0.3~0.5 | 黄 | ¥3,864 |
SB1816 | 0.75~1.25 | 赤 | ¥5,076 |
SB1614 | 2.0 | 青 | ¥4,740 |
SB1210 | 5.5 | 黄 | ¥7,188 |
とにかくカンタンな圧着作業工程
「防水形圧着スリーブ」は、より線を挿入後、「圧着工具」で圧着し、ヒートガンで被覆部を加熱すれば防水処理まで完了します。ヒートガンの扱いは慣れも必要と言われますが、決して難しい作業ではありません。圧着部の中心から端に向かって、回転させながら加熱して下さい。ヒートガンがない場合は、ライターなどで代用することができるとされていますが、火無し工法が当たり前の今、これは避けたい施工方法です。

図2:圧着後に被覆材をヒートガンで温めれば防水処理まで完了します
使用上の注意点
密着効果が低い電線の被覆材がある
住宅設備機器においては、ほとんどの機器に使われている電線に使用可能です。ただし、シリコンゴム、ガラス編組、フッ素ゴムなどゴム系の被覆材料が採用されている電線には、密着効果が低く、十分に防水・防塵効果が得られない可能性があります。
直射日光があたらない保管場所
熱収縮性の為、直射日光の当たる場所で保管すると熱により溶けてしまう可能性があります。
まとめ
浴室換気扇など水回りに使用する設備機器の電線を接続する場合、「防水形圧着スリーブ」を用いれば、圧着後にヒートガンで温めるだけで、防水・防塵処理を施すことができます。水回りや結露の恐れがある壁裏の配線が多い設備工事であれば、あれこれ使い分けるより「防水形圧着スリーブ」一本にまとめてしまうことをオススメします。

日高ダイヤ
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