外壁側からびっちりコーキング充填できる新しい「壁貫通キット」で完璧な雨仕舞を実現

壁貫通キットと外壁の間はスペーサーやパッキンでシールしています。しかし、外壁塗装などで取り外した後に再利用する場合は、屋内側からコーキング処理ができないので外壁側から行っている施工業者様がほとんどです。本稿では、外壁側から貫通穴と「壁貫通キット」本体の間に、隙間なくコーキングを詰めることができる新商品の「壁貫通キット」をご紹介します。

※2020年4月8日に公開された記事ですが、内容を修正し2020年10月19日に再度公開しました。

外壁側から本体奥のスペーサーまでびっちり充填

屋外壁掛設置型の給湯器から追い焚き配管を屋内に引き込む際に使用する「壁貫通キット」。従来は、外壁の不陸調整を同梱のスペーサーで行い、貫通穴と壁貫通キット本体の隙間を屋内側からコーキングする仕様でした。この場合、外壁塗装などで取り外した後から再利用する時に、どうしても屋内側からコーキング処理ができない現場があります。しかし、これからは屋外側からコーキングを充填できるので、いつまでも完璧な雨仕舞を実現可能です。

従来品(品番:GSEKN-2)は、再利用時の雨仕舞に不安があった

「壁貫通キット(品番:GSEKN-2)」は、受注当日出荷です。

従来品「壁貫通キット(品番:GSEKN-2)」の施工手順は、φ100の穴を開け、本体を外壁にビス固定後、屋内側からコーキングを充填します。その後、架橋ポリエチレン管10Aなどの裸管を往き戻り通管させ、付属の遮熱管を被せるというものです。

新商品「壁貫通キット(品番:GSEKN-F2)」は、屋外側からびっちり充填するから安心

写真のように外壁表側から貫通穴の奥までびっちりコーキングを充填可能となりました!

新商品「壁貫通キット(品番:GSEKN-F2)」の施工方法

新商品「壁貫通キット(品番:GSEKN-F2)」の規格・寸法

新商品「壁貫通キット(品番:GSEKN-F2)」の外寸は従来品(GSEK-2)同様ですので、給湯器交換などの際に一緒に取り換えることも可能です。

仕様変更に伴い価格が改定されています

新しい架橋ポリエチレン管10Aペア用の「壁貫通キット(品番:GSEKN-F2)」

2020年6月発売の新タイプ「壁貫通キット(品番:GSEKN-F2)」は、従来品から定価が改定されています。それでも、施工性や雨仕舞を考えると、価値のある革新的な仕様変更だと言えます。セット内容は、本体、スペーサー、遮熱管(1.5m)に加えて、コーキングをならすパテが同梱されてきます。

品番適合遮熱管適合管径
GSEKN-F230φ26㎜以下

まとめ

屋外壁掛式給湯器の追い焚き配管を屋内に引き込む「壁貫通キット」。ロングセラーの「GSEKN-2」も非常に優れた商品でしたが、一度取り外すと屋内側からコーキングを再充填できない現場がありました。これからは、新商品の「GSEKN-F2」をオススメいたします。なぜなら、外壁側から再充填できる仕様なので、たとえば外壁塗装などで取り外して再利用する際も雨仕舞に不安がないためです。

ベストパーツオンラインショップ

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

佐々木 克仁

2001年ベストパーツ株式会社(旧東北綜合器材株式会社)入社。2002年より営業職。分類は給水給湯を担当。1976年生まれ。
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP
LINE it!
MAIN MENU SUB MENU