
ルームエアコンの配管接続作業を効率化!「ハンディエアジャッキ」の活用法
室内ユニットを浮かせての作業がカンタンに
現代の室内ユニットは、ドレン固定具を左右どちらにも付け替えられる設計となっており、配管ルートによる作業性の違いはほとんどありません。とはいえ、狭いスペースでの配管作業は手間がかかることが多いです。そこで、効率的な作業をサポートするツール「ハンディエアジャッキ」を紹介します。このツールを使用することで、室内ユニットを適切な高さに浮かせ、作業スペースを確保することができます。
標準タイプとワイドタイプの2種類をラインナップ

図1:ハンディエアジャッキ使用例
上図に示すように、ルームエアコンの室内ユニットと据付板との間にはさみ、室内ユニットの下部を浮かせて配管接続スペースを確保する利用方法が一般的です。しかし、その用途は多岐にわたり、作業中のドアやパーツの固定、分電盤やトランスの調整、モニターの水平調整など、さまざまな場面で活用可能です。
製品仕様
「ハンディエアジャッキ」は、ファイバークロス強化TPU製の本体を室内ユニットと据付板の間にはさみ、付属の手動ポンプでエアを注入することで隙間を広げる役割を果たします。浮かせる高さはエアの量によって、最小2mmから最大で約50mmまで拡張することが可能です。また、最大耐荷重は100Kgとなっており、室内ユニットの重さにも十分対応できます。なお、エアを抜く場合は、ポンプ部のクリップを緩めてください。
ハンディエアジャッキ 標準タイプ(品番:TA823WC)
品番 | サイズ | 耐荷重 | 基準価格 |
TA823WC | 169x162mm | 100Kg | ¥3,740 |
ハンディエアジャッキ ワイドタイプ(品番:TA823WD)
品番 | サイズ | 耐荷重 | 基準価格 |
TA823WD | 275x130mm | 100Kg | ¥4,000 |
まとめ
ルームエアコンの室内ユニットの配管作業は、建物の構造や既存の壁貫通の位置によって変わることがあり、特に狭いスペースでの作業は手間がかかることが多くあります。しかし、「ハンディエアジャッキ」というツールを使用することで、室内ユニットを適切な高さに浮かせて作業スペースを確保することができ、作業の効率化が図れます。このツールは、標準タイプとワイドタイプの2種類があり、最大耐荷重は100Kgで、さまざまな場面での利用が可能です。

室橋尚哉

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