オイルタンクに灯油が残っていてもストレーナーが交換できる「送油口ストッパー」

通常はオイルタンク内の灯油を抜いてから交換するオイルストレーナー。しかし、残量が多いとなるとドラム缶を持ち込んでドラムポンプで吸い上げるなどの手順が必要です。本稿では、灯油が満タンの状態でも手早く交換できる「送油口ストッパー(品番:500P-31T)」をご紹介します。

ストレーナーの仕様に応じて使い分けられる

「送油口ストッパー(品番:500P-31T)」は、先端が尖っているタイプとカップ形状のタイプの2本で構成されています。一般的なストレーナには尖りタイプを使用し、オイルストレーナーから水抜きパイプが立ち上がっている、いわゆる「3ウェイオイルストレーナー」には先端がカップタイプを使用します。

オイルタンクに合わせて使い分ける

「送油口ストッパー(500P-31T)」は1本から当日出荷です。

「送油口ストッパー(品番:500P-31T)」は、90L・95L型の小型オイルタンクには現場に適切な先端形状の方1本で使用します。1本の長さは約652mmとコンパクトで移動や収納に便利です。さらに、2本を組み合わせれば約1,304mmもの長さになるので200L~1KLの大型タンクにも使用できます。

品番 組立後全長 質量 尖り先端径 カップ先端径 基準価格
500P-31T 1,304mm 1.2kg φ10 φ45×Φ9.2 ¥11,200

オイルストレーナーに合わせて使い分ける

「送油口ストッパー(品番:500P-31T)」の尖りタイプとカップタイプは、オイルストレーナーの仕様で使い分けます。ここで大切なのは、給油口からオイルストレーナーの上部に銅管が立っているか否かを確認することです。油入口管が立っていれば、それは3ウェイストレーナ―なのでカップタイプを、何もなければ一般的なストレーナーなので尖りタイプだと判断できます。なお、カップタイプは油入口管を塞ぐφ9.2尖りタイプが仕込まれています。

一般的なタイプの「オイルストレーナー(品番:OF-100LVC)」

一般的な「オイルストレーナー(品番:OF-100LVC)」は、写真のような形状なので、給油口から目視しても何も見られません。

3ウェイストレーナーバルブ

給油口から目視して、タンクの底から油入口管が立ち上がっている様子が分かれば3ウェイストレーナーです。

3ウェイストレーナーは2種類ある

注目の3ウェイストレーナーを採用しているオイルタンクメーカーはサンダイヤ社とホクエイ社の2社です。タンク接続部は異なりますが、どちらも密度が高く底に溜まる結露水の上まで油入口管が突き出ていて燃焼器に流れ込まない機能をしっかり取り入れています。

サンダイヤ社が採用している「3ウェイストレーナー(品番:250P-09W)」はニップルを使用せず直接R3/4でタンクのRc3/4にねじこむという特徴的なモデルです。ホクエイ社の「3ウェイストレーナ―(品番:OF-100LVH)」は特別目新しい取付方法ではないものの、従来の施工方法のままで欲しい機能を詰め込める集大成のようなモデルです。

異径ニップルを使えば一般的なストレーナーにも交換できる

3ウェイストレーナーは価格が高く、交換時に一般的なオイルストレーナーに入替えられることが少なくありません。その場合、タンク接続口Rc3/4と一般的なストレーナ―のRc1/2の間に「異径ニップル(品番:BRN-2015)」をお使いください。

「砲金異径ニップル(品番:BRN-2015)」は受注当日出荷

 

使用するにあたって注意したい点

同芯タイプのタンクに使用する

給油口と出口が同心タイプのタンクにご使用下さい。

「送油口ストッパー(品番:500P-31T)」を使用する場合は、必ず給油口と出口が一直線上になっているタンクに使用して下さい。サンダイヤ製のオイルタンクは給油口ではなく、油量計取り付け部から出口が一直線になっていますので、油量計を外して使用する必要があります。

作業には2名必要

灯油を抜いてからストレーナーを交換する場合であれば1名で作業を行えますが、「送油口ストッパー(品番:500P-31T)」を使用する場合は、万が一に備えて1名にストッパーを持ってもらう必要があります。本来1名で行える作業を、2名で行うことになるので人員不足の場合には不向きですが、実際に使用していただいているお客様からは「人員がいる場合は送油口ストッパーを使った方が楽」という声をいただいています。

まとめ

オイルタンクのオイルストレーナーを交換する際は灯油をすべて抜いてから交換するのが一般的です。しかし、「送油口ストッパー(品番:500P-31T)」を使用すれば、灯油が残ったままでも作業を行うことができます。これ一本でタンクの大小、ストレーナーの種類に応じた使い分けができるので1本持っておくと便利です。ただし、作業員は2名必要になりますので繁忙期を避けた交換作業をオススメします。

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