なまし銅管をカンタンに異種配管へ変換できるフレアオスアダプタ(Gねじ)
なまし銅管を素早く、確実にGねじに変換
既存配管の変換継手を把握しておくことは、あらゆる現場で迅速に対応するために重要です。特に、不凍液を使用している銅管は腐食の心配が少なく、再利用が可能です。
既存の銅管をそのままロウ付ソケットやフレアユニオンで延長する配管方法も問題ありませんが、その分、施工時間が長くなり、材料費も高くなりがちです。さらに、ロウ付け作業は漏水や火災のリスクが伴うため、作業には細心の注意が必要になります。
そこで、これらの課題を解決し、より安全で効率的な配管変換を可能にするのが「フレアオスアダプタ(Gねじ)」なのです。
温水暖房のなまし銅管をGねじに変換
かつて温水ルームヒーターや温水式床暖房といった暖房設備には、φ9.52のなまし銅管がよく採用されていました。
これらの配管を、より取り回しが容易なφ10の架橋ポリエチレン管やO2ストップパイプなどに変換することで施工時間を大幅に短縮できます。その変換作業に非常に便利なのが、「フレアオスアダプタ(品番:FJM-0915G)」です。これを用いれば、銅管側をフレア加工するだけで、機器側はG1/2ねじに変換されますので、どんな配管にでも接続できるようになります。
追い焚きのなまし銅管をGねじに変換
追い焚き配管においても、かつてφ12.7のなまし銅管が標準的に採用されていましたが、現在では施工性の良いホース系や樹脂管に取って代わられています。
時代の流れに伴い、ついに2022年3月末にはロウ付仕様の循環金具が廃番となりました。既存の追い焚き配管がなまし銅管である現場では、必ず現代的な配管に変換してから新しい循環金具に接続する必要があります。
このようなケースで活躍するのが「フレアオスアダプタ(品番:FJM-1215G)」です。φ12.7のなまし銅管に対応したこのアダプタを用いることで、同様にG1/2ねじへ変換でき、新しい循環金具や現代の管種に適合する継手へ確実に接続することができます。
Gねじ変換用のフレアオスアダプタは2サイズ
リフォームや機器入替の工事において、既存配管がなまし銅管という現場現場に遭遇することは少なくありません。フレアオスアダプタ(Gねじ)は、温水暖房用のφ9.52と追い焚き配管用のφ12.7の2サイズをご用意しております。既存のなまし銅管のサイズに合わせてお選びいただくことで、多様な現場に対応可能です。
また、ベストパーツオンラインでは、本稿でご紹介しているGねじ変換用のフレアオスアダプタ以外に、Rねじ変換用のフレアオスアダプタやフレアメスアダプタなど、幅広い変換継手を当日出荷で取り揃えております。
| 商品コード | 銅管 | ねじ |
| FJM-0915G | φ9.52 | G1/2 |
| FJM-1215G | φ12.7 |
まとめ
温水式床暖房や温水ルームヒーター、追い焚きなどの入替現場では、既存配管としてφ9.52またはφ12.7のなまし銅管がフレア加工やロウ付加工されていることが一般的です。
そのままロウ付ソケットやフレアユニオンを使った銅管延長方法は、施工時間、材料費、事故のリスクといった点で現場に負担をかける可能性があります。
しかし、Gねじに簡単かつ確実に変換できる「フレアオスアダプタ(Gねじ)」を使用すれば、その先には最新の管種に対応したユニオン継手やユニオンバルブを確実に接続することが可能になります。「フレアオスアダプタ(Gねじ)」は施工時間の短縮と安全性を両立する継手です。ぜひご検討ください!
※この記事は2022年8月に初回公開いたしましたが、内容を校正し、2025年12月8日に再度公開いたしました。
大宮彰大
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