圧着端子のY型と丸型の使い分けについて

皆さんは、圧着端子を毎日のようにお使いいただいている方々だと思います。

しかし、何を判断基準にしてY型と丸型端子の使い分けをされてらっしゃるのでしょうか?

今回は、それぞれのメリットを踏まえて、Y型と丸型の使い分けについて改めてご説明いたします。

Y型と丸型の違いを整理する

Y型圧着端子のメリットとデメリット

Y型絶縁圧着端子 TMEV-1.25Y-3

 

①作業時間が短縮できる

Y型の圧着端子は、接続時にネジを外さずに接続できるので丸型に比べて作業時間を短縮することができます。ただし、ネジのサイズが合ってなかったり、締め込みが緩かった場合に端子が抜けることがありますので注意が必要です。

※ベストパーツでは抜けにくいY型圧着端子(ツメあり)も当日出荷対応しています。

TMEVシリーズは、ツメありで抜けにくいため大手都市ガス会社様の指定品です。

 

②メンテナンスがしやすい

Y型の圧着端子は、ネジを回すだけで脱着ができるので施工後のメンテナンスの際にも作業が容易に行えます。ただし、Y型の圧着端子はJIS規格を取っておりませんので、JISの部品指定がある現場には使用できません。

丸型圧着端子のメリットとデメリット

丸型絶縁圧着端子 TMEV-1.25-3

 

①抜ける心配がない

丸型の圧着端子は、ネジが緩んでも完全に外れない限りは抜けることがありません。ですので複数の端子を1箇所に接続することもできます。ただし、メンテナンス時には圧着端子を止めているネジを完全に外す必要があるため、Y型端子と比較すると若干ですが手間がかかります。

②JIS規格認証品

丸型圧着端子はJIS規格を取っていますので、品質の保証が確実です。JIS規格に適合しなければならない場合は、必ず丸型を使用して下さい。

簡単な端子のサイズ選定方法

圧着端子には、使用する電線とネジの組み合わせにより、適合する組合せがたくさんあります。これらを分かりやすく識別するために、実は品番の付け方が統一されているのです。

代表的な端子メーカであるニチフのR1.25-3という端子を例にあげて説明しますと、R1.25-3というのは、断面積が1.25㎜で、ネジの径が直径3㎜であることを示しています。

つまり、アルファベットの次に来る数字が断面積で、ハイフンの後の数字がネジの径を表しています。ただ、こちらの表記がすべての適合を表しているわけではないので、あくまで目安として考えてください。

 

品番 電線抱合範囲

R1.25-3

単線 より線 AWG
0.57~1.44 0.25~1.65 22~16

 

上図のAWGというのは、アメリカで用いられる導体の太さの表記で、日本でいうと断面積を表すSQ(スケア)です。なお、AWGは数字が大きくなるほど、導体は細くなり、SQは数値が大きくなるほど太くなるので注意してください。

断面積 国内相当サイズ
AWG mm² SQ
22 0.326 0.3SQ
20 0.517 0.5SQ
18 0.823 0.75SQ
16 1.309 1.25SQ
14 2.081 2.0SQ
12 3.309 3.5SQ
10 5.262 5.5SQ

まとめ

大きな違いは、作業効率の違いとJIS規格です。Y型の圧着端子もJIS規格を取っているものだと思っている方も多く聞きますので、注意してください。JISの部品指定がない現場であれば、施工やメンテナンスの時間短縮を優先する場合はY型圧着端子、複数接続など抜けが心配な場合は丸型圧着端子をオススメします。

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佐々木瞭

佐々木瞭

1994年生まれで、2016年ベストパーツ株式会社入社。
2018年より営業部に所属し、分類は配線器具を担当しています。
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