現場の効率と安全を支える!二重管給排気筒の施工のポイントを徹底解説
FF式給湯器の設置において、最も注意を払うポイントが給排気筒の接続です。 「たかが繋ぐだけ」と侮るなかれ、ここでのミスは排気漏れによる重大な事故に直結するだけでなく、将来のメンテナンス性や施工スピードにも大きく影響します。今回は、ベストパーツオンラインで取り扱いのある二重管給排気筒の正しい取り付け・取り外し方、そして現場で役立つ注意点を深掘りして解説します。
確実な安全を担保する「取り付け」のステップとコツ
二重管給排気筒は、FF式ガス熱源機向けに特化した設計となっており、内筒には燃焼機器の排気が、外筒には給気が流れます。その嵌合部の内筒には排気の漏れを防ぐためのフッ素Oリング、外筒には抜け止めのロック機構が備えられています。この仕様は、多くの燃焼機器メーカーがオプションパーツとして採用しているφ120×φ80およびφ110×φ75の二重管給排気筒と同等で、互換性があります。
① Oリング(パッキン)の状態確認
施工前に必ず確認していただきたいのが、接続部のOリングの有無と状態です。 新品であっても、稀にねじれや脱落がある場合があります。また、ゴミが付着していると気密性が損なわれるため、清掃を怠らないようにしましょう。
③ 確実に差し込む
二重管は、内管と外管が同時に接続されます。中途半端な差し込みは排気漏れの最大の原因です。 多くの部材には「差し込み位置」の目安がありますが、最後まで突き当たったかどうかを必ず確認してください。
④ 勾配の確認
屋外へ向かっての下り勾配(または機種指定の勾配)を確実に確保します。ドレン水が滞留しないよう、固定金具を用いてしっかりとルートを確定させます。ベストパーツオンラインで取り扱いのあるFF式およびFE式給排気筒の共通の特徴として、銘板シールのレッドラインを下側にして配管することで、腐食しやすい溶接部が上面側を向くため、結露水から保護されるよう設計されています。
2. 苦労する現場が多い?「取り外し」
リフォームや給湯器交換の現場で、最も時間がかかるのが「固着した古い給排気筒の取り外し」ではないでしょうか。
① 接続ロックの解除
まずは固定バンドやビス留めをすべて取り外します。この際、周囲の壁材を傷つけないよう、十分な作業スペースを確保することが先決です。
② 「ひねり」と「振動」を加える
長年の熱や結露でパッキンが張り付いている場合、ただ引っ張ってもビクともしません。 無理に力を入れると給湯器本体の接続口を歪めてしまうため、管を左右に小刻みに回しながら(ひねりながら)、手前に引くのがコツです。なお、ベストパーツで取り扱いのある給排気筒の解除方法は、どこでも取り外しが可能で抜け止め位置を合わせる必要がない点もポイントです。
③ スライド管の活用(取り外しのための準備)
これから新しく設置する際には、将来のメンテナンスを見据えて「スライド管」を組み込んでおくこともお勧めです。スライド管があれば、配管全体をバラさずに一部を縮めて隙間を作り、取り外すことも可能です。
現場のニーズに応える、圧倒的なラインナップ
弊社では、主要メーカーのFF式給湯器に対応した、バリエーション豊かな二重管部材を取り揃えています。
サイズ「φ120×φ80」および「φ110×φ75」 短管・直管
戸建てから集合住宅まで幅広く対応可能です。長期にわたって安心してご使用いただける品質を確保しています。
| 商品コード | サイズ | 有効長 |
| W18L55 | φ120×φ80 | 55mm(短管) |
| W17L55 | φ110×φ75 | |
| W18L70 | φ120×φ80 | 70mm(短管) |
| W17L70 | φ110×φ75 | |
| W18L90 | φ120×φ80 | 90mm(短管) |
| W17L90 | φ110×φ75 | |
| W18L120 | φ120×φ80 | 120mm(短管) |
| W17L120 | φ110×φ75 | |
| 商品コード | サイズ | 有効長 |
| W186 | φ120×φ80 | 600mm(直管) |
| W176 | φ110×φ75 | |
| W189 | φ120×φ80 | 900mm(直管) |
| W179 | φ110×φ75 | |
| W1815 | φ120×φ80 | 1500mm(直管) |
| W1715 | φ110×φ75 |
▶短管でわずかな長さも調節可能です。こちらの記事もご覧ください。
「こちら給湯器入れ替え時の「あと数ミリ」を極める!二重管短管の精密調整術」
2. 微調整を可能にする「スライド管」
現場では図面通りにいかないことも。数センチのズレを解消するために、長さを自由に調整できるスライド管は施工業者様の強い味方です。無理な負荷をかけずにジャストフィットな配管を実現します。
| 商品コード | サイズ | 有効長 |
| W18S1 | φ120×φ80 | 145~195mm |
| W17S1 | φ110×φ75 | |
| W18S2 | φ120×φ80 | 180~250mm |
| W17S2 | φ110×φ75 | |
| W18S3 | φ120×φ80 | 250~350mm |
| W17S3 | φ110×φ75 | |
| W18S4 | φ120×φ80 | 350~550mm |
| W17S4 | φ110×φ75 | |
| W18S7 | φ120×φ80 | 550~950mm |
| W17S7 | φ110×φ75 |
3. 多彩な「エルボ」
90度、45度のエルボはもちろん、壁出し、屋根出しそれぞれの環境に合わせた専用トップをラインナップ。特に、寒冷地仕様や防風構造が必要な現場でも、最適な1点をお選びいただけます。
| 商品コード | サイズ | 角度・有効長 |
| W18E | φ120×φ80 | 90° |
| W17E | φ110×φ75 | |
| W18E3 | φ120×φ80 | 30° |
| W17E3 | φ110×φ75 | |
| W18E4 | φ120×φ80 | 45° |
| W17E4 | φ110×φ75 | |
| W18SEOL240 | φ120×φ80 | 90° 240~260mm |
| W17SEOL240 | φ110×φ75 |
まとめ
給湯器の交換は、本体を設置して終わりではありません。その「呼吸」を司る給排気筒が正しく施工されてこそ、10年、15年と続くお客様の安心が完成します。ベストパーツオンラインは、施工業者様が自信を持って、かつスムーズに工事を進められるよう、二重管給排気筒のラインナップと供給体制を強化しています。
「この現場、どう配管すればいい?」 「このメーカーに適合する部材はどれ?」
そんな疑問があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。現場を知り尽くしたスタッフが、最適な部材選定をサポートいたします!
▶給排気筒二重管のエルボ返しに関する記事もご覧ください!
「芯ずれ配管の最終手段!給排気筒エルボ返しに必要な芯々寸法をサイズ別に確認」
▶給排気筒二重管の径を変換するアダプターの記事はこちらをご覧ください!
「FF式ガス給湯器の入替え時に役立つ『二重管変換アダプタ』とは?」
佐藤 陽子
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