※この記事は2019年3月8日に公開したものですが、校正し直し再度公開しました。

G776Aタイプを所有するユーザーから取り掛かろう！

保安や需要喚起の一環として、夏場に注目される「ユーザー接点強化活動」。とにかく新しい機器の販売に注力しがちですが、ユーザーの不満や不安をキャッチして解決することが欠かせません。そこでご提案したいのが、使用していれば破損している確率が高い「G776Aタイプ」の壁埋込ボックス型ガスコンセントを所有するユーザーからお声掛けする方法です。

ロングセラー商品の「G776Aタイプ」は美観に優るが破損しやすい

壁埋込型ガスコンセントの草分け的存在の「G776Aタイプ」は、フレーム幅の薄さとフラットで直線的なデザインが建築設計様に高く評価されているロングセラー商品です。使用していない時の美観に優れるため、特にガスファンヒーターなど使用期間が限られる商品の接続に適しています。

G776Aは外観ではガス栓に全く見えない点が魅力。ガス配管接続口はRc1/2。カバープレートを開けるとヒューズガス栓の9.5コンセントが露わになります。

一方で、使用時は以下の写真のようにカバー全体が開くため、開閉頻度の高いご家庭の場合は破損する確率が高いと仮説を立てることができます。現に、弊社の販売実績を見てもガスコンセントプレートでは突出しています。

9.5ガスコンセントなのでガスコードを抜けば確実に閉栓します。ただし、家を空けるたびにガスコードを抜き差しするのは意外と煩雑。本品は、ガスコードを接続している状態でもハンドルで閉栓することが可能です。

ガスコンセントプレートの選択肢は限定的

残念ながらガスコンセントのプレートは専用品にしか交換することができません。例えば、「G776Aタイプ」はG776A-Pという具合です。

取替需要期を迎えている主要なガスコンセントプレート

「G776Aタイプ」のつもりで訪問したユーザーが、既に他のガスコンセントに交換していたということも少なくありません。そんな時に参考になるよう交換需要が顕在化してきたガスコンセントプレートをあらかじめ確認しておきましょう。

藤井合金製作所製ガスコンセント

都市ガス用の「壁埋込CE型ガスコンセント(品番：SG506B12ESC)」は電気コンセントに対してガスコンセントが上ですが、LPガス用は比重を考慮してガスが下側にきています。どちらであっても、プレートは「SG506B-CE型用プレート(品番：BS101AC)」が適合です。

藤井合金製作所のガスコンセントで、カバープレートの交換が多いのは樹脂製のプレートがアッセンブリーされているSG506シリーズの3品番、SG730シリーズと710シリーズに共通に使える2品番の５品番です。

SG506シリーズのガスコンセント1連用C型用のプレート(品番：BS100AC)」

「SG506B-C型用プレート(品番：BS100AC)」は受注当日出荷です。

「SG506B-CE型用プレート(品番：BS101AC)」は受注当日出荷です。

品番	対象機種	基準価格
BS101AC	SG506B12ESC/SG506B-15EC	￥1,390

SG506シリーズのガスコンセント2連用CE2型用のプレート(品番：BS102AC)」

「SG506B-CE2型用プレート(品番：BS102AC)」は受注当日出荷です。

まとめ

樹脂製のコンセントプレートは、ガス・電気を問わず劣化します。電気コンセントは10年を目安に交換されることがありますので、売りっ放しでいるとガスコンセントだけが古臭いということになりかねません。特に、ロングセラー商品である「G776Aタイプ」のガスコンセントプレートは交換需要期の真っただ中です。移動設置型ガス機器の使用頻度が低下する夏場にユーザーの使用状況を確認してみてはいかがでしょうか。