更新性をしっかり確保。あなたも集合住宅のエコキュート名人

戸建住宅のエコキュートは指定された配管を使えば施工ができます。しかし集合住宅は更新性を考慮して配管を選ばなければ名人とはいえません。更新性をしっかり確保する「更新可能被覆さや管」を使ったヒートポンプ配管のノウハウを易しく解説します。

集合住宅では更新可能被覆さや管が必須

最近、築15年程度を経た集合物件では、電気温水器からエコキュートまたはエコキュートからエコキュートへの入替工事が行われています。その際、将来の機器入替えと同時に実施するヒートポンプ配管の更新を考慮して「更新可能被覆さや管」が採用されるケースが増えています。

更新性だけじゃなく省エネルギー運転にも効果大

更新可能被覆さや管とは、給水給湯用のさや管またはCD管の外側に10㎜厚の被覆保温材を施すことで、エコキュートメーカーがカタログに記載しているAPF(通年エネルギー消費効率)を発揮させる商品です。

更新可能被覆さや管はヒートポンプ配管を前提に開発しているので10A専用です

挿入する配管は柔軟性が必要

例えば、パイプシャフト内にある電気温水器をエコキュートに交換したい場合は、電気温水器撤去後、エコキュートの貯湯タンクをパイプシャフト内、ヒートポンプをベランダにそれぞれ設置してヒートポンプ配管を天井裏に15~20m程度の隠蔽配管するとします。その場合、先に更新可能被覆さや管を敷設した後から裸の配管を挿入しなければなりませんが、硬くてさや管の曲線部に対応できない(入っていかない)銅管金属強化ポリエチレン管は挿入できません。よって、挿入する配管は柔軟性がある「架橋ポリエチレン管」「フッ素樹脂ホース」のいずれかから選択してください。

パイプシャフトから室内への防火区画貫通部。更新可能被覆さや管とFケーブル用のさや管が開口部から確認できる。開口部は天井点検口として活用する。

最初に検討したい「架橋ポリエチレン管:HC-10」

三菱ケミカルインフラテック 架橋ポリエチレン管 HC-10

リスクが伴う集合住宅の隠蔽配管では、機器メーカー推奨品から選定することが最も安全安心ですから「三菱ケミカルインフラテック社の架橋ポリエチレン管 HC-10」を検討しましょう。しかし、経年劣化で硬化した架橋ポリエチレン管が引き抜けないということも耳にします。

エコキュートからエコキュートの入替であれば、ヒートポンプ配管の往き側と戻り側を逆にすることで応急対応は可能ですが、いつまでも抜かずに使い続けることはできません。

更新性を重視するなら「フッ素樹脂ホース:エコるーぷ」

エコるーぷ裸管 120m EL10A-120

2019年11月現在、エコるーぷは機器メーカーの推奨を取得できていません。しかし、架橋ポリエチレン管より柔軟性が高いので挿入しやすいうえ、経年でも硬化しないため機器入替え時の引抜もラクラク。更新性を重視するならエコるーぷを検討することをオススメします。なお、ブリヂストン社の研究所では、挿入引き抜き作業を老若男女問わず楽しく体験していただくことができますので集合物件のヒートポンプ配管を検討してらっしゃる方はおっしゃってください。

更新可能さや管にブリヂストン エコるーぷを挿入している動画(IMG_0228)クリックすると開きます

専用潤滑剤(シリコンスプレー)を1回吹き付けるだけで、さらにスムーズな挿入や引き抜きが可能になります!

ブリヂストン ホームページより引用

まとめ

集合住宅では、エコキュートのヒートポンプ配管に「更新可能被覆さや管」の採用が増えています。15年程度毎の配管更新を容易にするために有効なうえ省エネルギー効率を向上します。さや管に通す配管は、機器メーカーの推奨と豊富な実績がある「架橋ポリエチレン管:HC-10」が採用されています。しかし、引抜時には架橋ポリエチレン管が硬化しているため引き抜くことができなことがあるようです。よって、更新性を重視する現場では経年でも硬化しないエコるーぷも検討してください。

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Katsuhito Sasaki

Katsuhito Sasaki

2001年ベストパーツ株式会社(旧東北綜合器材株式会社)入社。2002年より営業職。分類は設置固定を担当。1976年生まれ。
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