
エコキュートやヒートポンプ式温水暖房機に使える二段置架台
大型化する室外機に対応する二段置用架台
ZEHの推進により、省エネ機器の普及率は今後さらに加速する事が予測されます。それに伴いエコキュートやヒートポンプ式温水暖房機の室外機の外寸も大きくなる傾向にあり、従来の架台では収まりきらなくなるケースも増えていきます。キャッチャーブランドでおなじみの日晴金属では、エコキュートのヒートポンプや温水暖房機にまで対応可能な「LLH」タイプを新発売しました。熱交換器があり、幅と高さ方向を気になる場合は「LLH」タイプがオススメです。
大きめのルームエアコンまでがきれいに収められる「L」タイプ

幅が広い「L」タイプ
エコキュートが発売されてから数年間は、室外機の大きさもルームエアコンとあまり変わりがなく、一般的な二段置用架台でもギリギリですが収めることが可能でした。よって、初期に導入された集合住宅等ではスペースの都合もありこちらが使われることが多かったようです。しかし、年々拡大する年間給湯効率競争で、室外機(ヒートポンプ)の性能を上げる必要が出てきたため、付随する形で外寸が大きくなっていきました。今では、「L」タイプでも対応できない室外機(ヒートポンプ)が多く存在します。
商品コード | 仕上げ | 1段目有効幅 | 1段目有効奥行 | 1段目有効高さ |
C-WG-L | 粉体塗装 | 834mm | 354mm | 723mm |
C-WZJ-L2 | 溶融亜鉛メッキ | 834mm | 353mm | 748mm |
定番の「L」タイプに高さ方向を強化した「LH」タイプ

1段目が高い「LH」タイプ
1段目の有効幅はそのままに、高さ方向に改良を加えた「LH」タイプ。塗装品で高さ723㎜、溶融亜鉛メッキ品で高さ748㎜だったのに対し、両者とも高さ908㎜まで対応できるのが「LH」タイプです。エアコンの室外機であれば、大体の室外機が「L」タイプで収まりますが、加湿機能付エアコンなどの高機能エアコンですと高さ720以上ありますのでそのような場合には「LH」タイプがオススメです。
品番 | 仕上げ | 1段目有効幅 | 1段目有効奥行 | 1段目有効高さ |
C-WJ-LH2 | 粉体塗装 | 834mm | 353mm | 908mm |
C-WZJ-LH | 溶融亜鉛メッキ | 834mm | 353mm | 908mm |
「LH」タイプに幅方向を強化した「LLH」タイプ

1段目の高さと幅が広い「LH」タイプ
「LH」タイプの高さ方向はそのままに、幅方向に対しても改良を加えたのが「LLH」タイプです。1段目有効幅が834㎜だったのに対し900㎜まで対応できるようになりました。これにより、エアコンの室外機だけに留まらず、エコキュートのヒートポンプや温水暖房機にも対応が可能になりました。
品番 | 仕上げ | 1段目有効幅 | 1段目有効奥行 | 1段目有効高さ |
C-WJ-LLH | 粉体塗装 | 900mm | 353mm | 908mm |
C-WZJ-LLH | 溶融亜鉛メッキ | 900mm | 353mm | 908mm |
まとめ
ZEHの推進により、省エネ機器の普及率は今後さらに加速する事が予測されます。それに伴いエコキュートやヒートポンプ式温水暖房機の室外機の外寸も大きくなる傾向にあります。キャッチャーブランドでおなじみの日晴金属では、エコキュートのヒートポンプや温水暖房機にまで対応可能な「LLH」タイプを新発売しました。従来クーラーキャッチャーで収まらず、やむを得ずPCキャッチャーを使用していた場合にはぜひオススメです。
※本記事は2019年7月1日に公開しましたが、修正を加えて2025年8月7日に再度公開しました。
桑名金属工業(旧日立金属)の“プッシュインパクト”と日本継手の“ネオジョイント”。どちらを使うのが良いのか?【次の記事】
結露の原因は支持金具にあり!?冷媒配管の断熱材の食い込みを防ぐ『保護プレート」

佐々木瞭

最新記事 by 佐々木瞭 (全て見る)
- ダクト周辺の雨水侵入を防ぐ!伸縮性防水テープ【ストレッチガードテープ】 - 2025年9月16日
- CO中毒事故はなぜ起きる?給排気部材を見直して命を守る施工を - 2025年9月12日
- 【Q&Aまとめ】『ガスコンセント』のよくあるギモンを解説します! - 2025年9月12日