エコキュートやヒートポンプ式温水暖房機に使える二段置架台
※この記事は2019年7月1日に公開した記事に、2020年8月1日に幅の広いLLタイプを追記して再公開しましたが、LLタイプの廃盤に伴い提案商品を差替えて2023年6月24日に再々公開しました。
大型化する室外機に対応する二段置用架台
ZEHの推進により、省エネ機器の普及率は今後さらに加速する事が予測されます。それに伴いエコキュートやヒートポンプ式温水暖房機の室外機の外寸も大きくなる傾向にあり、従来の架台では収まりきらなくなるケースも増えていきます。キャッチャーブランドでおなじみの日晴金属では、エコキュートのヒートポンプや温水暖房機にまで対応可能な「LLH」タイプを新発売しました。熱交換器があり、幅と高さ方向を気になる場合は「LLH」タイプがオススメです。
大きめのルームエアコンまでがきれいに収められる「Lタイプ」
エコキュートが発売されてから数年間は、室外機の大きさもルームエアコンとあまり変わりがなく、一般的な二段置用架台でもギリギリですが収めることが可能でした。よって、初期に導入された集合住宅等ではスペースの都合もありこちらが使われることが多かったようです。
しかし、年々拡大する年間給湯効率競争で、室外機(ヒートポンプ)の性能を上げる必要が出てきたため、付随する形で外寸が大きくなっていきました。今では、「Lタイプ」でも対応できない室外機(ヒートポンプ)が多く存在します。
品番 | 仕上げ | 1段目有効幅 | 1段目有効奥行 | 1段目有効高さ | 基準価格 |
C-WG-L | 粉体塗装 | 834mm | 354mm | 723mm | ¥10,950 |
C-WZJ-L2 | 溶融亜鉛メッキ | 834mm | 353mm | 748mm | ¥13,250 |
定番の「Lタイプ」に高さ方向を強化した「LH」タイプ
1段目の有効幅はそのままに、高さ方向に改良を加えた「LH」タイプ。塗装品で高さ723㎜、溶融亜鉛メッキ品で高さ748㎜だったのに対し、両者とも高さ908㎜まで対応できるのが「LH」タイプです。エアコンの室外機であれば、大体の室外機が「L」タイプで収まりますが、加湿機能付エアコンなどの高機能エアコンですと高さ720以上ありますのでそのような場合には「LH」タイプがオススメです。
品番 | 仕上げ | 1段目有効幅 | 1段目有効奥行 | 1段目有効高さ | 基準価格 |
C-WJ-LH2 | 粉体塗装 | 834mm | 353mm | 908mm | ¥14,400 |
C-WZJ-LH | 溶融亜鉛メッキ | 834mm | 353mm | 908mm | ¥16,100 |
「LHタイプ」に幅方向を強化した「LLH」タイプ
昨年までは、1段目の有効寸法幅が900㎜ある「LL」タイプが1番大きい二段置架台でした。幅方向の大きさはそのままに、高さ方向に対しても改良を加えたのが「LLH」タイプです。1段目有効高さが747㎜だったのに対し908㎜まで対応できるようになりました。これにより、エアコンの室外機だけに留まらず、エコキュートのヒートポンプや温水暖房機にも対応ができるようになりました。
※C-WJ-LLHはC-WJ-LLがなくなり次第、切替とさせていただいております。
品番 | 仕上げ | 1段目有効幅 | 1段目有効奥行 | 1段目有効高さ | 基準価格 |
C-WJ-LLH | 粉体塗装 | 900mm | 353mm | 903mm | ¥15,000 |
C-WZJ-LLH | 溶融亜鉛メッキ | 900mm | 353mm | 908mm | ¥16,500 |
まとめ
ZEHの推進により、省エネ機器の普及率は今後さらに加速する事が予測されます。それに伴いエコキュートやヒートポンプ式温水暖房機の室外機の外寸も大きくなる傾向にあります。キャッチャーブランドでおなじみの日晴金属では、エコキュートのヒートポンプや温水暖房機にまで対応可能な「LLH」タイプを新発売しました。従来クーラーキャッチャーで収まらず、やむを得ずPCキャッチャーを使用していた場合にはぜひオススメです。
佐々木瞭
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