コストだけではない!?家庭用オイルタンクの正しい選び方

東日本大震災では電力や都市ガスのライフラインが広範囲にわたり被災しました。今後発生が予想される南海トラフ巨大地震では、日本全体の電気の約60%、水道の約80%が停止すると試算されています(参考:内閣府)。

その間の水、食料、そしてエネルギーを予め確保しておかなければなりません。目安は災害後1週間程度と言われております。

お付き合いのあるビルダー様やユーザー様が、そのような問題意識をお持ちの場合、ぜひ提案したいのはLPガスと灯油です。LPガスはクリーンエネルギーの代表格ですが、1週間分の備蓄量とランニングコストを考えると灯油も選択肢として十分魅力のあるエネルギーなのです。

今回は、灯油を家庭に備蓄するオイルタンクの選び方をご紹介していきます。

容量の違い

まず選定の基本となるのが、設置するオイルタンクの容量についてです。

ユーザー様のライフスタイルに合わせてオイルタンクの容量を決めること」がポイントになります。

基本的にオイルタンクには小型の90型(容量84ℓ)から、大型の500型(容量450ℓ)までユーザー様の灯油使用量に応じて使い分けができるようにラインナップがございます。

寒冷地でなければ、一般的なのが200型250型で、灯油ボイラーで給湯をしているご家庭には多く設置されています。

寒冷地となると給湯の他に、融雪や暖房に灯油を使うケースがありますので250型や490型といった少し大きめのオイルタンクが多く見られます。

勿論、大型になるほどコストはかかりますが、灯油配送員の人手不足は今後も続きますから配送頻度を落とすためにユーザー様の家族構成や使用状況を踏まえて一回り大きい物を選定することをオススメ致します。また、それ以上に冒頭申し上げた通り、そもそも家庭で安全に備蓄できる貴重なエネルギーですから、最低でも被災後1週間の容量を確保するような提案の方が将来きっと喜んでいただけると思います。

しかし注意点が1つございます。

それは容量200ℓ以上のオイルタンクは消防法による規制を受けるという点です。(但し北海道は容量500ℓ以上)自治体によって多少の違いはございますが、容量200ℓ以上のオイルタンクは消防署への届け出が必要となり、場合によっては標識等を設置しなければならない可能性がございます。

見栄えを気にされるユーザーの方もいらっしゃるかと思いますので、所轄の消防署へご確認頂き、容量の選定をして頂ければと思います。

材質の違い

もう1つ、オイルタンクの選定のポイントとして欠かせないのが材質・メッキです。

オイルタンク本体の材質には大きく鋼板製とステンレス製の2種類があります。

一般的なのは鋼板製の方でサビ対策に溶融亜鉛メッキを施しており、コストも抑えられますが海沿い等の塩害地や、湿気が溜まりやすい場所に設置をする場合はさらにサビに強いステンレス製オイルタンクを選定することをオススメします。

形状の違い

オイルタンクには容量の他に形状にも種類があります。最もポピュラーなのが標準型と呼ばれるタイプです。

オイルタンク標準型(KS5-090SE)

しかし雪の多く降る地域では、屋根からの落雪でオイルタンクや配管が損傷する可能性があります。

その為雪害対策として壁ピタタイプのオイルタンクがオススメです。

 

壁ピタタイプ(KH2-098SJ)

本体が家の外壁に寄ってますので、軒下に本体が収まることで落雪によるオイルタンク本体へのダメージを防ぐことができます。

まとめ

ユーザー様やビルダー様に災害後1週間分のエネルギー備蓄のご提案をしてください。

その際のエネルギーはLPガスのみならず、ぜひ灯油も選択肢に入れてください。機器もエコフィールは音も臭いも気にならない程度まで改良されております。

その際必要になるオイルタンクは、冬場の使用量×1週間が残るようなサイズをオススメします。

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佐藤優光

佐藤優光

2014年入社。温水暖房と断熱保温のサブ担当を経て、2016年より燃料配管をメインに担当。1990年生まれ。ベストパーツオンラインの燃料配管の商品ページ作成も担当してます。ご不明な点はお気軽にお問合せ下さい。
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