電動弁に強い味方!「コントローラ(品番:RAA31)」の結線パターン

電動弁を用いた空調システム現場に喜ばれるコントローラ(品番:RAA31)。具体的にどのように結線してお使いいただくのが良いか解説します。

ベストパーツオンラインショップ

熱動弁と電動弁はここが違う

一般的に開閉の繰り返しサイクルが短く回数が多い場合は熱動弁、閉弁時のシール性能が重視される場合は電動弁を選ぶ方が良いと言われています。ですから、流体のメイン経路を大元で開閉する目的、例えば制御用の弁の上流に設置するような使い方では電動弁が多く使用されます。

熱動弁は動作部がなくコンパクト

熱動弁(品番:116001)は、ONになるとセラミックスヒータで加熱されたワックスエレメントが膨張して開弁し、OFFになるとスプリングリターン式のため自動的に閉弁します。機械的な動作部がなくコンパクトでローコストうえ、 ウォーターハンマーや締切時の水切音が抑えられ、静音性に優れているのでヘッダー上部等に回路別に設置するのに適しています。

熱動弁(品番:116001)は、動作部がない特徴を活かしたコンパクト設計なうえ、ワンタッチ施工式だから枝管ピッチ50㎜でも余裕を持って施工できます。

電動弁はモーターと減速機が内蔵されているから頭でっかち

対して、電動弁は文字通り電動モーターを使用したアクチュエータで駆動する弁です。モーターに加えて減速機を内蔵するアクチュエーターは、熱動弁に比べると「頭でっかち」な見た目になりますが、より大きなトルクを利用することができるため大口径な主管に適しています。

電動弁を反転動作させらるか?がポイント

でも、違いはそれだけではありません。電動弁は、閉弁するにはモーターを反転動作させなければならないのです

RAA31は設定温度を超えると出力の接点が変わる

室内温度コントローラ(品番:RAA31)は、設定温度を超えると接点が変わる仕組みなので開弁だけでなく閉弁の信号を出すことができる

熱動弁を取り付ける場合の結線方法

下図は、室内温度コントローラ(品番:RAA31)を暖房回路に設置する場合と冷房回路に設置する場合の結線図です。

室内温度コントローラ(品番:RAA31)は、室温が設定温度より低い場合は「Y1」に通電し、設定温度より高くなると「Y2」の接点に通電します。熱動弁DはOFFになるとスプリングの力だけで自動的に閉弁しますから、暖房回路の場合は「Y1」、冷房回路の場合は「Y2」に熱動弁のコードの一本を接続し、もう一本を電源Nに接続することで開弁だけじゃなく閉弁を行うことができます。

電動弁と組み合わせる場合の結線方法

この出力接点が切り替わる機能を利用することで電動弁の操作も行うことができます。下図は、暖房回路に室内温度コントローラ(品番:RAA31)とKITZ社の電動弁「EALシリーズ」を組み合わせた結線図です。

AC電源(白・黒)は分電盤からの配線です。色の区別は本来関係ありませんが分かりやすくする為に表記しました

室内温度コントローラ(品番:RAA31)は、設定温度より低くなると開弁、設定温度より高くなると閉弁します。まず、AC電源「白」を電動弁本体「赤」と直接結線します。次に「Y1」の端子に電動弁の「白(開)」を接続します。そして「Y2」の端子に電動弁の「黒(閉)」を接続します。最後にAC電源「黒」を「L」の端子に接続して完了です。

すると「Y1」に通電すると電動弁が開弁の方向に回転し続け、「Y2」に出力が切り替わると閉弁の方向に回転し続けます。どちらも動作方向に力が働き続けるため、特に止水性能が高いと言えます。

なおベストパーツでは、電動弁とコントローラ保護の為に、電動弁の定格電流に合わせたヒューズを取り付けることをオススメしています。

まとめ

一般的に開閉の繰り返しサイクルが短く回数が多い枝管は熱動弁、閉弁時のシール性能が重視される主管は電動弁を選ぶ方が良いと言われています。

室内温度コントローラ(品番:RAA31)なら、冷房回路か暖房回路かに関わらず電動弁を室温で容易に制御できますので、ぜひご利用ください。

※冷温水空調システムを検討されている場合は以下の記事もご覧ください。

冷温水空調システムをカンタンに個別温度管理に変える「シーメンス製コントローラ」

ベストパーツオンラインショップ

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.
大宮彰大

大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(31歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP
LINE it!