
壁に穴を開けられない場所にもコンセントを増設できる「露出増設ボックス」
2024.10.11
電気コンセントの増設工事では、既存の電気コンセントから分岐増設する露出配線が一般的です。腰高プレートを使えば、美観をあまり損ねずコンセントを増設することができますが、壁内に断熱材や障害物があったり、壁材が大理石やタイルで穴が開けられない場合は埋込コンセントを設置することができません。本稿では、壁内に埋込コンセントが収まらない、穴が開けられないという場合に使用する「露出増設ボックス」をご紹介いたします。
目次
2ヶ所のビス止めで固定できるカンタン施工
気密性を考慮し、なるべく壁に穴を開けたくない、もしくは壁が大理石やタイルなどで穴を開けることが困難な場合には、「露出増設ボックス」をご使用下さい。壁面には2ケ所のビス止めで固定できるので最もカンタンに取付けることが可能です。
上下のノックアウト付でプラモールと接続できる
上下にノックアウトがついておりますので、現場に合わせて配線をすることが可能です。

図1:露出増設ボックスを背面から見た写真。上下にノックアウトが付いていますので現場に合わせた露出配線が可能です。
露出増設ボックスのラインナップ
コスモシリーズ
商品コード | 仕様 |
WVC9001W | ミニ |
WVC7001W | 1個用 |
WVC7002W | 2個用 |
WVC7003W | 3個用 |
フルカラーシリーズ
商品コード | 仕様 |
WV9011W | ミニ |
WV7001W | 1個用 |
WV7012W | 2個用 |
WV7013W | 3個用 |
まとめ
コンセントが足りず分岐タップや延長コードを多用するのは火災の元です。コンセントを増設する際、壁内に断熱材や障害物があったり、壁材が大理石やタイルで穴が開けられないという場合は「露出増設ボックス」をご使用下さい。壁面には2ケ所のビス止めで固定できるので最もカンタンに取付けることが可能です。ただし、厚みが約46mmあるので、足元に設置するよりも、目線以上の高さで使用することをオススメします。
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佐々木瞭
1994年生まれ。2016年ベストパーツ株式会社入社。
2018年より営業部に所属し、分類は配線器具・設置固定を担当しています。
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