
使わないコンセントは「カバープレート」で塞いで安全性と美観を向上しましょう。
※本稿は2020年2月6日に公開しましたが、編集校正し、2021年2月16日に再公開しました。
見た目だけじゃない、取付枠から穴をふさぐ
使用しなくなったコンセントプレートと土台のプレートをマイナスドライバーで外し、カバープレートに同梱されている取付枠に取り替えてからプレートをはめ込むだけのカンタン施工。同梱されているカバープレート用の取付枠には開口が無いので、壁に空けた穴そのものを概ね塞ぐことができます。
カバープレートは互換性がない
例えば、ベストパーツOnlineではPanasonic社製のコスモシリーズとフルカラーシリーズを在庫しておりますが、実は同じメーカーであってもシリーズ毎に設計が異なるため互換性がない点に注意が必要です。
取付枠のカバー取付用のネジ穴は同じ位置ですが、コスモシリーズの方が取付枠に少し厚みがあります。具体的にはフルカラーシリーズは厚み4mmに対し、コスモシリーズは厚み5.6mmです。ネジ穴の位置は同じなので、カバー自体はどちらにも取付可能ですが、フルカラーの取付枠に厚みのあるコスモシリーズのカバーを取り付けると、壁とカバーの間に隙間ができてしまいます。その隙間から熱や音が漏れるので、同じシリーズの商品を使うようにしてください。
コスモシリーズとフルカラーシリーズのカバープレート
品 番 | 色 | 基準価格 |
WTC7091W | ホワイト | ¥190 |
品 番 | 色 | 基準価格 |
WN6091W | ミルキーホワイト | ¥190 |
差し込み口だけ塞ぎたい場合は「ブランクチップ」を使う
コンセント自体の移設も取替もしないが、必要以上にある差し込み口だけを塞ぎたいというニーズには「ブランクチップ(品番:WN3020SW)」をお使いください。
品 番 | 色 | 基準価格 |
WN3020SW | コスモのホワイト | ¥55 |
WN3020 | フルカラーのミルキーホワイト | ¥55 |
まとめ
スマホなどの充電式の電子機器の普及によりコンセントが欲しい位置が変わってきました。コンセントの位置を変更する際、既設のコンセントをそのままにしておくと長期間使用されずにホコリが溜り、トラッキング現象が発生する恐れがあります。安全性と美観向上の為、「カバープレート」、「ブランクチップ」を取付けることをオススメします。ただし、同じメーカーであってもシリーズ毎に設計が異なるため適合する商品を選定してください。

星孝幸

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