火を使わず銅管をねじに変換する【AJ2型ボールバルブ】で銅管システム大復活
2023.04.13
密閉式冷温水システムでは、酸素透過による腐食やエア噛みを嫌気して使用されることの多い銅管。熟練の技術を要するロウ付や専用工具が必要なフレア加工など、若い職人や外注に任せにくいと感じておられるかもしれません。本稿ではなまし銅管までもモンキーレンチ2本で接続できる「ボールバルブAJ2型」をご紹介します。
砲金ヘッダーと銅管を接続するヘッダーバルブに最適
樹脂管の価格高騰や酸素透過率の高さから銅管システムが再検討され始めています。その際、課題とされるのがヘッダーと継手やバルブのロウ付作業です。たとえ熟練の職人であっても、ヘッダーの配管ピッチは50mm以下と狭いため作業に時間がかかります。その点、砲金ヘッダーに「ボールバルブAJ2型」を使えば、なまし銅管であってもスパナでカンタンに接続できるうえ、バルブ一体型なので水張りやメンテナンスを行う際にとても便利です。
枝管に用いる3サイズをラインナップ
「ボールバルブAJ2型」は、戸建住宅の温水暖房用途を十分満足する3サイズをラインナップしています。
品番 | ねじ | 銅管 |
AJ2-1309 | R1/2 | φ9.52 |
AJ2-1312 | φ12.7 | |
AJ2-1315 | φ15.88 |
ボールバルブAJ2型を使うメリット
なまし銅管に対応
暖房配管として使用される銅管でも、最も多く用いられる「なまし銅管」。「ペアチューブ(品番:SK-3330H)」がそれに該当します。非常に柔らかく施工性に優れる反面、リング式継手を使用すると配管がつぶれてしまうことがあるので、これまではロウ付継手で施工するのが一般的でした。
しかし「ボールバルブAJ2型」なら、銅管の中に挿入して締込部分の強度を保つインサートスリーブと呼ばれる部材があらかじめ内蔵されています。
まとめ
ロウ付や専用工具が必要なフレア加工など、銅管の施工をしばらく行っていない施工業者様でも、「ボールバルブAJ2型」を使えばモンキーレンチだけでカンタンに銅管を使用したヘッダー配管ができます。また、ロウ付が苦ではない施工業者様におかれましても、手ごろな価格で大幅に施工時間を短縮できるのでオススメです。温水暖房配管の銅管を使われている方もそうでない方も、是非一度お試しください。
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大宮彰大
営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(36歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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