エコキュートのヒートポンプ配管に使用する銅管は「高耐候性被覆チューブ」が最適です。

エコキュートに使用できる銅管は、φ12.7のなまし銅管Mタイプ以上で、往き戻りが独立した10mm厚以上の保温材が付いているものです。一般的な保温材施工は、保温材を紫外線から保護するためにキャンバステープなどの仕上げ用テープを巻いていますが、ほとんどの仕上げ用テープには耐候性が付与されておらず、長期間紫外線や雨風にさらされると劣化してしまうという欠点がありました。

※この記事は2019年10月9日に公開した記事ですが、修正し2020年12月19日に再度公開しました。

エコキュートの入替え時期まで保温が持続する高耐候性被覆付き

ベストパーツが、エコキュートのヒートポンプ配管にオススメする銅管「エコキュート用高耐候性被覆チューブ(品番:ECO-CU4T)」は、紫外線劣化を防ぐ高耐候性被覆付き保温材を巻いているので、機器入替えまで保温性能を維持できる可能性が高い製品です。

ヒートポンプ配管に最適なエコキュート用「高耐候性被覆チューブ」

「エコキュート用高耐候性被覆チューブ(品番:ECO-CU4T)」は1本から翌々日出荷です。

ヒートポンプ配管を外壁に這わせた屋外用ダクトカバーに収めるなら架橋ポリエチレンパイプがオススメです。しかし、戸建住宅では多くの場合において貯湯タンクとヒートポンプは隣接設置するため、ヒートポンプ配管を自立させたい現場がほとんどです。

そこでオススメしたいのが「エコキュート用高耐候性被覆チューブ(品番:ECO-CU4T)」。自立するだけならアルミ三層管で十分ですが、銅管は紫外線が直接当たっても脆化することはありません。よって、万が一配管が露出してしまった場合でも紫外線による影響を受ける事が無く、漏水等のリスクを回避する事ができます。

また、最高使用温度は95℃~100℃とエコキュートのヒートポンプ配管に余裕をもって対応できる仕様となっているので運転時間が長いユーザーに対しても安心して導入できます。

品番 銅管外径 銅管肉厚 保温材厚 全長
ECO-CU4T 12.7 0.64 10mm 4m

追い焚き配管部材一覧

狭所作業に使いたいエコキュート用ワンタッチ継手「エコタッチ」

「袋ナット付きアダプタ(品番:ECO-NAB)」は1個から当日出荷です。

銅管を使用するとロウ付継手が安いことも魅力ですが、施工性を考えるとワンタッチで接続ができる「エコタッチ」をオススメします。

「エコタッチ」は、エコキュート配管のために開発された高温対応の銅配管用ワンタッチ継手です。適用銅管サイズはΦ12.7で、金属ガイドによって高温下での耐熱性、耐久性に優れています。火気を使わない安全な作業ですので、狭所作業にオススメです。また、従来の溶接作業に比べ作業時間を大幅に短縮でき、熟練技を必要としないので誰が施工しても同じ仕上がりになります。開発目的とは異なりますが、最近では追い焚き配管に使用される機会が増えています。

架橋ポリエチレンパイプ用のワンタッチ継手と異なり、エコタッチは「テクリップ(品番:TF-JH10)」で取り外すことができますが、継手内部のOリングに傷がついてしまうと漏水の原因となりますので、できるだけ取り外しのないように施工を行ってください。

品名 品番 銅管 ねじ 長さ(mm) 接合深さ
袋ナット付アダプタ ECO-NAB 12.7 1/2 44
袋ナット付きエルボ ECO-NAL 40.5×40
オスアダプタ ECO-MA 40.5
メスアダプタ ECO-WA 43
エルボ ECO-L 12.7×12.7 40.5
ソケット ECO-S 54
テクリップ(外し具) TF-JH10 12.7用
テクマーク(10A) TF-MK10 26mm

ヒートポンプ配管に銅管を使用する場合の注意点

水質によっては腐食の恐れあり

一般的な都市部の上水であれば全く問題ありませんが、上水を使用していても硬度が高い水質の場合、稀に孔食などの腐食が起こる事例があります。また、「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる青い物質が浴槽に付いてしまう現象も「地域による水質差」が要因と言われています。このような場合は他の管種を選択するしかありません。

電食等の影響でピンホールが開く可能性がある

エコキュートのヒートポンプ配管では、タンクとヒートポンプの間を埋設配管するケースがあります。勝手口を跨ぐ、もしくは何かしらの障害物がある場合が多いようです。その際、銅管が地面の中で土などと直接接触してしまうと、電食が起こります。電食が起こると銅管が腐食してピンホールが開き漏水する可能性がありますので、万が一銅管を埋設する場合は、直接土などに触れないよう防食テープを巻いたり、サヤ管に入れるなどの防食処理をするようにしてください。

重い

樹脂系の配管材と比較して、金属である銅管は単純に自重が重く、運搬や配管取りまわしの際に苦労する面があります。車から頻繁に積み下ろしが必要な方は、銅管以外を使用された方が体への負担は少なくなります。

まとめ

エコキュートに使用できる銅管は、φ12.7のなまし銅管Mタイプ以上で、往き戻りが独立した10mm厚以上の保温材が付いているものと定義されています。それを満たす商品が「エコキュート用高耐候性被覆チューブ(品番:ECO-CU4T)」。そもそも銅管は、樹脂管やアルミ三層管と異なり採用使用温度は95℃~100℃なので、運転時間が長いユーザーでも高温による脆化の心配がありません。さらに、万が一配管が露出して紫外線が直接当たっても脆化することはありません。ただし、腐食や電蝕の恐れはありますので、過去に給湯器の熱交換器にピンホールが開いたエリアでは使用しないでください。

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