エネモール用の壁貫通部材の使い分けはどうするの?

ガスフレキ配管灯油用被覆銅管の配管化粧カバーとして抜群の人気を誇る未来工業の「エネモール」は、フレキシブルな配管の化粧に対応できるように様々な形状の継手カバーがラインナップしています。その中でも、壁貫通を伴う箇所で使う「壁貫通カバー」、「貫通カバー」、「壁カバー」の3ラインは、見た目も用途も似ている為、「どのように使い分けるのか」、「施工方法は違うのか」といった類のご質問を多くいただいております。本稿ではエネモール用の継手カバーの使い分けについて整理します。

2018年から屋内外兼用になった「エネモール」

「エネモール(ストレート)」は、配管径が細いガスフレキ管や灯油用被覆銅管の保護と化粧に使用します。近年、人気のガス衣類乾燥機「乾太くん」の施工に利用されています。

エネモールは、以前「ガスフレキ配管の化粧には高耐候のエネモールがオススメです。」の記事で触れた通り、ガスフレキシブル管や被覆銅管の配管化粧カバーとして、発売以来今日に至るまで市場のけん引役となってきました。2018年には「屋外でも使えるモールが欲しい」という現場の声に応え高耐候性樹脂を採用して、他社の追随を許さない商品力を堅持しています。

壁貫通用のカバーはどう使い分ける?

全19モデルを展開する現行「エネモール」でも、壁貫通を伴う箇所に使うパーツは6種類と最大です。中でも見た目と用途が近似の「壁貫通カバー」「貫通カバー」「壁カバー」の3種類について、それぞれ何が違うのかを確認致します。

しっかり固定できるから屋外側に使いたい 「貫通カバー(品番:GMLW)」

エネモール の貫通カバーは外壁貫通部にオススメします!

「エネモール貫通カバー(品番:GMLW)」は、「エネモール(ストレート)」を取り付けた後に、上から被せてビスで固定するタイプの化粧カバーです。後付けが可能な点と、壁にビスで固定できるようにビス穴が空いている為、施工性が良く、またGMLW-25Mであれば、壁貫通するガスフレキの25Aであってもきれいに収めることができます。よって、屋外から外壁貫通部に最適な貫通カバーと言えるでしょう。

品番 高さ 奥行 適合モール
GMLW-15ML 50.8mm 135mm 34mm GML-15M
GMLW-25M 65mm 195mm 60mm GML-25M

 屋内側や軒下の貫通部向きの「壁カバー(品番:GMLW)」

壁カバー (GMLW)は、モールテープが使えるような場所にお使いください。貫通カバーと異なり壁面ビス固定ができないため、外れやすい点は否めません。

「エネモール壁カバー(GMLW)」も、前述の「エネモール貫通カバー(品番:GMLW)」と同じく、「エネモール(ストレート)」に被せる化粧カバーです。しかし、ツバがないスッキリデザインのため、壁には固定できません。モールテーププラスチック用接着剤を使用してエネモール(ストレート)に固定する必要があります。

屋外用の接着剤を使えば屋外に使用できますが、一般的にはガスフレキの10A・15Aや灯油用被覆銅管のΦ8・Φ10といった比較的細くて曲がり(R)が小さい配管を引き込む屋内側に使用します。

品番 高さ 奥行 適合モール
GMLW-8M 22.7mm 55mm 19.2mm GML-8M
GMLW-10M 27mm 85mm 23mm GML-10M
GMLW-15M 31.5mm 80mm 27mm GML-15M

美観にこだわれば「壁貫通カバー(品番: GMLWK)」

ガスフレキ用エネモール(壁貫通カバー)(品番:GMLWK-8-15M)は、壁面にビス固定したベース板にカバー部を差し込むため、ツバがなくスッキリと仕上がります。

「エネモール壁貫通カバー(GMLWK-8-15M)」のラインナップは1種類しかなく、φ8被覆銅管とガスフレキ10Aと15A用を兼用できる構造になっています。取付の際は、先にベース板を壁面に固定し、その後、ベース板にカバー部を差し込んでください。ベース板を先行して取り付ける必要があるので、ガスフレキ配管後の後付けはできません。また、取り出しの曲がり(R)が厳しいので注意が必要です。

品番 高さ 奥行 適合モール
GMLWK-8-15M 45mm 92mm 26.5mm GML-8MGML-10MGML-15M

まとめ

外壁貫通部には、しっかり壁面固定できる「エネモール壁貫通カバー(GMLWK-8-15M)」をオススメします。ただし、ガスフレキの20A以上をお使いの場合は、「エネモール貫通カバー(品番:GMLW)」でなければ配管が収まりません。また、ガスフレキ15Aであったとしても配管した後からカバーをしたいという現場にはこちらをオススメします。

屋内側は「エネモール壁カバー(GMLW)」がスッキリした美観に加えて、内装材を傷つけず後付けできる点からもオススメしています。

一見すると用途も使い方も同じように見える貫通カバーにも細かい違いがあります。配管の化粧は施工後の見栄えに大きく影響しますので最適なエネモールの継手カバーを選定しましょう。

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佐藤優光

佐藤優光

2014年入社。温水暖房と断熱保温のサブ担当を経て、2016年より燃料配管をメインに担当。1990年生まれ。ベストパーツオンラインの燃料配管の商品ページ作成も担当してます。ご不明な点はお気軽にお問合せ下さい。
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