デジタル表示でわかりやすい室内温度調整器RDH-100

温水暖房のエリア毎の温度調整に便利なコントローラ。いくつかのモデルが発売されていますが、大半はアナログ式で現在の室温と設定温度を見れるものは多くありません。本稿ではデジタル表示で現在の室温、設定温度が一目でわかりユーザーにおススメしやすい「室内温度調整器(品番:RDH-100)」を紹介します。

デジタル表示と温度設定ノブだけのシンプルなスタイル

「室内温度調整器(品番:RDH-100)」は大きく見やすいデジタル温度表示と本体正面にある温度設定ノブだけのため、多くのユーザーが簡単に理解できるとてもシンプルなコントローラです。ユーザーに対しての操作方法の説明はほとんど必要ないといっても過言ではないでしょう。

ディスプレイの数値は現在の室温と設定温度

RDH-100のディスプレイ表示例

ディスプレイの表示もとてもシンプルです。上段が現在の室温を表し、下段が設定温度を表しています。さらに現在の室温の右下に小さな三角形がありますがこれは、設定温度に向けて通電しているという表示です。

室内温度調整器

ユーザーが触るのは前面のツマミだけ。直感的に操作できる。

品番 基準価格
RDH-100 ¥12,900

結線はとてもカンタン

RDH-100の結線イメージ

「室内温度調整器(品番:RDH-100)」はAC24V~AC250Vの電圧に対応しています。変圧の機構は備えていないので電源と制御対象の熱動弁などの電圧を合わせて選定する必要があります。出力接点は2つあり、通電時開のバルブはL1に、通電時閉のバルブはL2接点を使用します。

取り付けもとてもカンタン!

スライドボックスやハサミ金具にも取り付け可能!

写真右側は本体裏面。写真左側が取り付けベース。

写真左側のベースを壁面にビス止めします。そのあとベース左上にある端子台に配線を差し込みます。そのうえで写真左側の本体をかぶせるだけで取り付けは完了です。ベースには複数のビス穴が用意されており、スライドボックスやハサミ金具にも取り付けできるように対応しています。

ディスプレイの動作に乾電池が必要

単三乾電池は2個付属。あくまでも試運転用と捉え、引き渡し時には新品に交換がおすすめ。

ディスプレイの表示電源としてアルカリ単三乾電池2本が必要です。電池交換時は2分以内であれば設置値やこれまで学習した制御の情報は保存されています。この乾電池はあくまでもディスプレイの表示のための電源であるため、熱動弁などの制御対象の動作に必要な電源は前項の通りAC24~AC250Vを配線する必要があります。

まとめ

温水暖房のエリア毎の温度調整に便利なコントローラですが、多くはアナログ式で現在の室温と設定温度を見れるものはありません。「室内温度調整器(品番:RDH-100)」は大きく見やすいデジタル温度表示と本体正面にある温度設定ノブだけで直感的に操作できるため、ユーザーからの質問や説明の手間が減ります。また施工も従来のコントローラと変わらず行うことができます。ネックがあるとすればユーザーが担う定期的な電池交換程度です。もしまだ取り付けされたことのない設計者様や施工業者様は今後の暖房システムのご提案に加えてみてはいかがでしょうか?

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大宮彰大

大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(36歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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