コストダウンに直結!追い焚き配管&循環金具の選定テク

いつも使い慣れている配管部材。漫然と施工していると下がらなかったコストも、最新部材を選定すると材料費も施工時間も改善します。今日は循環金具と配管の選定だけでコストダウンに直結する部材をご説明いたします。

追い焚き配管部材一覧

商品選定の極意は樹脂化にあり!

2012年に業界に先駆け樹脂ボディの循環金具を発売した当初「金属じゃないと凍結割れ恐れがあるうえ解氷できない」など、要は実績がないから耐久性に不安があるというご意見を多数いただきましたが、発売から約7年が経過した今日では多くの方から品質にご満足頂いていると自負しております。

追い焚き配管を樹脂化してコストダウン

ペアホースにはゴム系と樹脂系の2種類あります。ゴム系のハイブリッドホースは、20年以上の実績があり多くの給湯器メーカーが純正採用している最も信頼に足る追い焚き配管ですが、内層の特殊EPDMがコストを持ち上げてしまいます。

●給湯器メーカー純正品に選ばれている信頼のハイブリッドホース

●内層のEPDMが信頼の証

 

お客様が20年以上の寿命を希望される場合はハイブリッドホースが最適ですが、最も手っ取り早くコストダウンするならスマートホースに切替えましょう。内層に汎用性が高く低価格で流通している合成樹脂を採用しているから製品コストを圧倒的に抑えられるのです。

内層に合成樹脂を採用することでコストを吸収しています。

製品仕様

内層にPVCを用いているため流体温度は0℃~80℃対応です。外層にも同じPVCを用いることで内外層の追随性をはかり柔軟性を向上しています。中間層には補強のポリエステル繊維を施し、最高使用圧力は0.3MPaまで対応しております。

また、各層の間の接着層を排除することで軽量化をはかり運搬性も良く階上施工に適しています。

全長は20mに加え、追い焚き現場件数が少ない業者様向けに10mのラインナップも新たに加えました。

配管の内径を10Aにサイズダウンして更に安く仕上げる

スマートホースは、ハイブリッドホースと同じ内径15Aに加え、内径10Aを追加ラインアップしています。内径を細めた10Aを採用すれば更にコストに効いてきます。採用の判断基準は、給湯器メーカーが追い焚き配管に10A架橋ポリを推奨しているか否か。なぜなら、スマートホース10Aの製品寸法は内径10mm、外径16mmと、従来のスマートホース15A(内径13mm、外径23mm)より細いため、稀に熱交換の効率が落ち追い焚き時間が長くなることがあるからです。

また、10Aタイプはその細さから最少曲げ半径R100mmなので狭小スペースでも施工が容易に行えます。加えて、耐震やZEHの観点から、壁面開口部をできるだけ小さく、スリーブを少なくすることが求められており、その需要を満足させることもできます。

循環金具を樹脂ボディにしてコストダウン

スマートホース10Aの循環金具は、コストを重視して樹脂ボディのみラインナップしております。金属ボディに比べ約70%軽くなり施工も容易ですし、万が一落としても浴槽や浴室床を傷つける可能性はほとんどない樹脂ボディは、今や多くの給湯器メーカーが純正採用していることからも高い評価を得ていることが分かります。

また、樹脂ボディの場合、ボディと継手がクイックファスナーまたはクリップで接続されているので、給湯器入替時は既存の循環金具からクイックファスナー部を外し、新規の循環金具に差し替えるだけで良いのです。

●クイックファスナー式で継手とボディが簡単に分離するスマートホース10A専用のL型循環金具【SKJ-11LPT】

SL兼用型を使って効率よく施工する

極めつけは自在型(循環金具SL兼用型10Aホース用)を採用すれば在庫が半分になります!従来は現場ごとにS型、L型を使い分ける必要があるため、車や会社にはS型とL型の2種類の在庫が必要でしたが、継手の根元が自在になっているSL兼用型一つあれば、浴槽のどの方向でも施工できるので配管方向の確認工程を省けます。

●SL兼用型は一度使えばクセになります!

スマートホース10Aが直接挿入して継手を自在に回せるから配管方向を選びません。

タケノコ継手は現時点では金属製の方が安い

樹脂化した場合は大量生産しなければコストダウンは見込めません。15Aタケノコ継手は既に樹脂化されておりますが、まだ発売されて間もない10Aタケノコは、生産量が少なく金属製の方が安価にお届けできる状況です。

●スマートホースとハイブリッドホースのタケノコ継手は兼用ですが、10Aはスマートホース専用です。

スマートホース10A専用です。

架橋ポリエチレン管10A用のタケノコ継手はスマートホース10Aに使用できませんのでご注意ください!!

架橋ポリエチレン管用のMLH-10Aはスマートホースには使えません

まとめ

追い焚き配管や循環金具は樹脂化すればコストダウンに直結します。配管は20年以上の寿命を期待する場合はハイブリッドホースをオススメしますが、賃貸物件などコスト要求が厳しい現場にはスマートホースをオススメします。耐圧も耐熱も一般的な給湯器に十分対応しています。寿命は給湯器1世代分は十分満足します。そして循環金具も樹脂製SL兼用型をご利用いただければ部材コストのみならず現地調査などの経費も削減できます。

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高島秀樹

高島秀樹

資格取得:給水装置工事主任技術者
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